フロンターレU18 – 桐生第一高校 / プリンスリーグ関東第11節


川崎フロンターレが吹田スタジアムでのJ1第25節 ガンバ大阪戦を控えた17時,フロンターレU-18はホーム等々力第一サッカー場で,今季プリンスリーグ関東に参入してきた桐生第一高校を迎え試合に臨みました。

【川崎フロンターレU-18 プリンスリーグ関東第11節 vs 桐生第一高校】
9月1日(土)17:00 キックオフ 等々力第一サッカー場 曇のち雨

フロンターレの先発はGK21 青山海,DFは右から22 松永竜之介,15 道間雄生,2 栗田悠巨,3 島崎元,ボランチはキャプテンの4 高吉正真,6 小川達也,右MF11 有田恵人,左MF24 鈴木大登,2トップはFW9 山田新,10 宮代大聖。

桐生第一の先発はGK81 杉浦駿介,DF 角野寛太,中野就斗,本間琢朗,MF 斎藤啓輔,田中渉,細渕海,45 熊谷広夢,34 小澤謙登,52 松下駿也,FW 小池泰誠。

夕暮れの雲行きがあやしくなる中,定刻にキックオフ。

序盤にペースを握ったのはフロンターレ。
4分には2 栗田から前線で構える9 山田へ。山田はうまくDFの裏を突いたように見えましたが,これはオフサイド。チャンスとはならず。

その後,桐生第一ペースへ。
10分,52 松下が右サイドから鋭いクロスを入れるも,中央で合わせる選手がおらず。
12分の桐生第一,右サイドからのクロスはフロンターレ2 栗田がはじいてCKへ。しかしこのCKはフロンターレDF陣が弾いて得点させず。
13分にも桐生第一。再び右サイド松下からのクロスに合わせたのは34 小澤謙登。このゲームの先制点を挙げます。
16分には再び桐生第一。45のCKに中央で47が合わせるも枠を外れゴールとはならず。

対するフロンターレは19分,自陣でボールを持った4 高吉から左サイド24 鈴木へロングフィード。うまく抜け出したかに見えましたが,これはオフサイド。フロンターレはなかなかチャンスを作れないまま時間が経過していきます。

20分には桐生第一。ペナルティエリアの外から45がミドルシュートを放ちますが,これは枠外へ。
立て続けに22分の桐生第一,センターサークル付近から49が出したロングスルーパスはフロンターレDF陣の足先をかすめ松下へ。松下は冷静にゴールへ流し込み追加点。フロンターレは早い時間で突き放されてしまいます。

ここで給水タイム。この間にフロンターレは15 道間に代わって13 古屋雄帆を投入。4 高良がCBに下がり,古屋がボランチに入る布陣になります。

選手交代も再開後の流れは変わらず,フロンターレは押し込まれる展開が続きます。
26分,桐生第一48の放ったシュートはGK21 青山がキャッチ。
30分,小澤の放ったシュートは高吉が足を出してブロック。ピンチを防いでいきます。
しかし33分,左サイドでボールを受けた小澤の折返しを45 熊谷が素晴らしいミドルシュート。これがゴール右に突き刺さり桐生第一が3点をリードします。

その後いくつかのピンチを防いだのち,フロンターレの時間帯へ。
37分,右サイド11 有田から中央へ走り込んだ24 鈴木へのクロスはDFにブロック。チャンスとはなりません。
40分には左サイドで縦の関係。3 島崎から前方を走る山田へのスルーパス,山田がボールを足元に収めようとしたところをGK81 杉浦がペナルティエリア外で倒してイエローカード。
これで得たFKは10 宮代が蹴りますが,ゴール左へ外れ反撃開始とはなりません。

すると43分には桐生第一。中央でボールを受けた小澤が落ち着いてゴール。4点目とフロンターレを突き放します。

数少ないチャンスを決められなかったフロンターレは,4点という大きなビハインドを背負って前半を終了。気持ちを切り替えて,後半での巻き返しが期待されます。

フロンターレは後半から22 松永に代えて30 岡崎玄を投入。同じく左SBに入ります。

序盤から主導権を握ったのはフロンターレ。
9分には有田の単独突破からシュート。惜しくも右へ外れます。
続いて19分にも有田のドリブルからのシュート。これはGKに弾かれますが,こぼれ球に山田が詰めて待望の得点。反撃の体制に入ります。
この時間帯から時折強い雨が打ち付け,視界が悪くなっていきました。

29分には桐生第一。左CKから中央で47が合わせますがこれは枠外へ。肝を冷やします。

32分,フロンターレは鈴木に代えて7 中島大成を投入。前線の活性化を図ります。
35分には宮代が中央でボールを受け,DFをかわしてシュート。これはDFのワンタッチがありCKに。
この左CKはDFに弾き返されますが,再度それを拾った流れで左サイド7 中島から山田へ。山田はDFに引きずられながらも強引に前を向きシュート。これがGKの股下を抜けゴール。点差を縮めます。

そして48分,桐生第一のゴールキックを高吉が頭で跳ね返したボールが左サイドの中島へ。中島はボールに触ることはできず,前に出てきたGKがクリア。クリアボールは宮代の足元へ。宮代は無人のゴールへ冷静にミドルシュートを決め,ついに1点差に。

しかし反撃もここまで。惜しくも敗戦となり,中断前から4連敗となってしまいました。
最終盤の戦いを見れば,選手とベンチを含めた勝ちたい気持ちを十分に感じることができたし,その可能性も感じました。次こそは,笑顔がもたらされることを祈っています。

次節はトップチームがルヴァン杯準々決勝第2戦の鹿島戦をホーム味の素スタジアムで戦う直前,9月9日(日)麻生グラウンドで15時キックオフ。相手は三菱養和FCとなります。味スタへ行く前にお時間のある方,味スタに行かれない方,ぜひフロンターレの未来を後押しに来てください。

 

恒例の全員で円陣

宮代選手

有田選手。ドリブルが光った
山田選手。強靭なフィジカルと裏抜けが持ち味

小川選手
鈴木選手。スピードと仕掛ける度胸

後半へ向けて
中島選手。終盤によく仕掛け,よく得点に絡んだ
山田選手。勝ち気は失わない

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