専修大 – 中央大 / 関東大学サッカーリーグ1部第2節


4月13日は味の素スタジアムの横、AGFフィールド(旧味の素スタジアム西競技場)へ。関東大学サッカーリーグは第2節を迎え、国士舘大と青山学院大との第1試合に続いての第2試合は、専修大と中央大が対戦しました。

【関東大学サッカーリーグ1部第2節 専修大 vs 中央大】
4月13日午後2時キックオフ AGFフィールド 晴れ

今季から、かつて川崎フロンターレU-12を指導した高﨑康嗣監督が就任した専修。開幕戦は引き分けてのスタート。先発は、GK1桐林海生、最終ラインは右から21浦川流樺、ゲームキャプテンの4西村慧祐、3加藤慎太郎、29冨山大輔、ボランチは8河上将平、その前に川崎フロンターレU-18出身、9岸晃司、27郡司侑弥、右に17遠藤翔太、左に24菊地紘平、前線には13鈴木厚太。

今季2部への復帰を果たした中央は、開幕戦を勝利。先発は、GK1飯吉将通、最終ラインは右から28荒木遼太、18松本大輔、3深澤大輝、4安部崇士、ボランチに5中村亮太朗、その前にキャプテンの7宮城和也、13縄靖也、右に8大久保智明、左に10加藤睦次樹、前線には9小山駿。

空には雲ひとつ見当たらない好天に恵まれたAGFフィールド。観客やメンバー外の選手らでにぎやかなメインスタンドの反対側では、桜の木々が、散り残った鮮やかな桃色の花々を見せる春らしい雰囲気の中、試合は始まりました。

試合は立ち上がり、専修がラインを高め、右サイド、遠藤との連係から浦川が高い位置へ顔を出し、左にボールが展開しても菊地紘平のプレスバックから高い位置でボールを拾うなどしていきます。

しかし、3分、中央はエリア右に小山が抜け出したところから右コーナーキックを得ると、キッカーの大久保はショートコーナーを選択。いったん宮城にボールを預けたところから再び受けた大久保が左足で右クロスを上げると、遠いサイドで安部が頭で合わせ、0-1。先制点は中央へ。

先制点を挙げた中央は、深澤や松本、中村もかかわり、ボールをうまく動かしながら次々に縦へパスを入れ、流れをものに。6分には安部のサイドチェンジを受けた大久保がエリア右へ。折り返しに中村がエリア内へ抜け出しますが、専修は加藤がブロック。体を張った守備で防いだものの、専修はサイドに展開したパスがラインを割るなど、なかなかかたちをつくるには至らず。

10分には中央、中村の縦パスにエリア右へ、小山が抜け出して、シュートに持ち込むなど決定的な場面をつくるのに対して、専修はなかなか糸口をつかめずに、試合が進んでいきます。12分にはまたも中央、中盤から縦へパスを入れると、エリア左へ大久保が抜け出すもシュートは西村がブロック。飯吉の精度の高いキックや深澤の中への持ち出しなどでボールを回し続けていくと、16分には右クロスをエリア左でおさめた大久保がシュート。ブロックされ、左コーナーキックとなり、こぼれ球を拾った縄がミドルシュートを打つも上に。

なかなかおびやかす場面をつくれなかった専修は、25分、右サイドのスローインから浦川が仕掛けて右コーナーキックに。ショートコーナーから冨山が右クロスを上げると、遠いサイドで西村が合わせるも枠はとらえられず。

なおも中央が昨年からの積み重ねを感じさせるかたちでボールをうまく動かし、攻守の切り替えの良さを見せていく展開に。専修も34分には左サイドの冨山がエリア外やや左に入れたパスを、岸がダイレクトではたき、エリア左、抜け出した鈴木がシュート。中央の選手たちは見送るしかなかった決定的な場面でしたが、ボールはわずかに左へ。

すると再び流れは中央へ。盛んに大久保が仕掛け加藤がエリア内へ動き出す小山を狙い、浮き球を入れるなど、揺さぶっていくと、40分にはエリア右、大久保が鋭い切り返しを見せ、エリア正面やや左へパスを入れると、安部がシュートを打つも右へ。

そして43分、次の1点は中央へ。加藤のサイドチェンジを受けた大久保がエリア右に持ち込み、シュートを打つとこれが決まり、0-2。前半は中央がリードしてタイムアップとなります。

後半、専修は菊地紘平に代わり14郡紘平、冨山に代わり26菊地健太。菊地健太が左SB、郡と河上がボランチ、右MF遠藤、左MF郡司、前線には岸と鈴木と配置を変え、流れを変えに。

立ち上がりから西村らが縦へパスを入れられるようになり、郡のパスに遠藤が右サイドから斜めにエリア内へ抜け出しそうになるなどしていきます。

4分には、浦川のクロスに、郡司がエリア内左へ。シュートはブロックされるもゴールへ迫りに。さらに西村の縦パスを鈴木がダイレクトではたき、右サイドの遠藤につなげるなど、流れを引き寄せにいくのは専修。6分には遠藤のパスに、岸がエリア内へ。ブロックされ、右コーナーキックとなると、菊地健太が左足で入れたボール、加藤が合わせ、こぼれ球を岸が押し込みますが、オフサイドに。

郡、河上を中心にボールを動かしていく専修。8分には郡がうまく中央を持ち上がり、左へ展開。菊地健太の左クロスに、遠藤が遠いサイドで合わせるも枠外。一方の中央も直後には加藤が中盤で厳しい寄せからボールを奪うと、スルーパスに大久保がエリア内へ抜け出しますが、西村がブロック。さらに14分には、大久保がエリア外正面やや右へ仕掛け、ファールを受け、中央のフリーキックに。

大久保が直接狙うとボールはクロスバーへ。前半と比べると、人をかけた攻めに出ていく場面が少なくなった中央ですが、ここぞというところで決定的な場面をつくっていきます。

前半はなかなかいいかたちでボールに触れられなかった岸は、うまく前線でボールを持ち運ぶなどして起点に。18分には鈴木から受け、エリア右でシュートを打てば、20分には河上からうまく間で受け、そのパスにエリア右で鈴木がわずかに左へそれるシュートを打つなど、チャンスメークも担っていきます。

中央は、21分には縄に代わり15川元雄太、23分には大久保に代わり11太田翔。専修は遠藤に代わり11中杉雄貴。

交代を重ねるなかで、ゴールへ迫ったのは中央。29分には加藤が高い位置でボールをカットし、エリア内へ持ち込んで、1対1となるチャンスに。しかし、シュートは桐林が足で止める好セーブ。追加点とはなりませんでしたが、専修が次第にうまく前にボールが入らなくなっていったのに対して、中央が太田や加藤、安部がよく絡んで、ゴールへ近づく場面をつくるようになっていきます。

38分には、中央、左サイドからエリア右で加藤が受け、専修の選手の股を抜くシュート。しかし、桐林がセーブ。

郡や菊地健太が左サイドでうまくかかわり、攻めに専修が出ていこうという場面でも荒木や中村らがうまく連係し、クロスも飯吉が落ち着いてキャッチするなどしていった中央。試合はタイムアップ、0-2。中央が勝利することになりました。

中央は、2年間の2部での戦いから培ってきたサッカーが確かなものであること、さらに今後に期待が高まる試合に。専修は、かつての輝きを取り戻す戦いがまだ始まったばかり、ということを強く感じさせられる試合となりました。

また、かつてフロンターレU-12で監督と選手の関係だった高﨑監督と、岸。いったんは分かれた二人の道が再び交わったところを目にできたことは、フロンターレのサポーターとして、とてもうれしいものがありました。

大学最後のシーズンとなる岸が、どんな結果を残すのか。また、高﨑監督が、どんなチームをつくっていくのか。とても楽しみにしています。

前半0-2 後半0-0 計0-2
得点:安部崇士、大久保智明(中央)

専修の先発:1桐林海生、21浦川流樺、4西村慧祐(c)、3加藤慎太郎、29冨山大輔、8河上将平、9岸晃司、27郡司侑弥、17遠藤翔太、24菊地紘平、13鈴木厚太
交代:冨山→26菊地健太 菊地紘平→14郡紘平 遠藤→11中杉雄貴
控え:28塚田匡壮 25遠藤光 6小川匠 7岡本勇輝

中央の先発:1飯吉将通、28荒木遼太、18松本大輔、3深澤大輝、4安部崇士、5中村亮太朗、7宮城和也(c)、13縄靖也、8大久保智明、10加藤睦次樹、9小山駿
交代:縄→15川元雄太 大久保→11太田翔
控え:21坪井湧也 24塩崎悠司 33渡辺大智 14小野智史 31上村尚輝

(文中敬称略)

専修の先発メンバー
円陣を組み、タッチをかわす選手たち
中央大の選手たち
桜がまだ残った春らしい雰囲気の中、試合が行われた
岸晃司選手

先制点は中央へ

専修が最終ラインの守備でしのいでいく展開が続く

かつてフロンターレU-12の監督を務めた専修の高﨑康嗣監督
中央が突き放す
前半はなかなかボールに触れられなかった岸晃司選手
ハーフタイムを前にスタッフと話す高﨑康嗣監督
後半へ
岸晃司選手が決めるがオフサイドに

0-2でタイムアップ

CC BY-NC-ND 4.0 This work is licensed under a Creative Commons Attribution-NonCommercial-NoDerivatives 4.0 International License.

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