9月8日は日本大学稲城総合グラウンドへ。プリンスリーグ関東はこの週はお休み。川崎フロンターレU-18は日本大との練習試合に臨みました。
【川崎フロンターレU-18 練習試合 vs 日本大】
9月8日(日)午前8時45分キックオフ 日本大学稲城総合グラウンド 晴れのちくもり 45分×2本
45分2本行われた練習試合。フロンターレは、1本目、GKは33青山海、最終ラインは右から31高畠捷、15松永竜之介、4栗田悠巨、ボランチは18戸水利紀、27田中慶汰、右MF11有田恵人、左MF20鈴木大登、前線には10宮城天、29田中幹大。
台風15号が近づいていることもあってから、湿気を帯びた厳しい暑さのなか、始まった試合。フロンターレは日大の前からのプレスをかいくぐりながら、松永や栗田、田中慶汰、戸水が多くボールに触れていき、松永が田中幹大にフィードを入れるなど、長いボールもまじえてゴールを目指していきます。
日大も5分には左サイドからうまく人をかけた攻めを見せ、51が折り返すも栗田がクリア。しのいでいくとフロンターレは右サイドでマイボールにした高畠が中央へ持ち出す動きを見せ、宮城へボールを入れ、最後はエリア右、田中幹大が抜け出るもここは日大の守備。
さらに左サイド、高い位置で田中幹大がボールをカットするとリターンを受けた宮城のエリア左へのパスに鈴木大登が抜け出るも足にボールがつかず、惜しくもシュートには至らず。
直後には高い位置で今度は鈴木がボールをカット、エリア左の宮城へ。宮城はエリア右へ迫った田中幹大を狙い、折り返しますがここでも日大の選手が粘り強くボールに触れ、惜しくも得点とはならず。
3バック、2ボランチ、両サイド、1トップに2シャドーの日大も最終ラインの選手が持ち上がり、分厚い攻撃を仕掛けていきますが、フロンターレもエリア前でコンパクトにして、決定的な場面をつくらせずにしのぎに。すると14分、フロンターレはエリア前で田中幹大がボールをカット、左サイド、宮城へ。宮城の折り返しを有田が押し込み、1-0。
日大のサイドから入ったボールを森が鈴木へつながるようにして対応し、攻めに持ち込もうとしていくフロンターレ。日大がゴールの前に迫っても松永がカバーを見せたり、中央で田中慶汰や栗田、戸水が奪い返すなどしていきます。
すると21分、フロンターレは高畠の浮き球に宮城が抜け出し、右へ流れ、宮城のパスに有田がエリア右へ。ニアを狙ったシュート葉GK43がセーブするもこぼれ球を鈴木が押し込み、2-0。
給水タイムをはさんで30分には、松永のフィードに、有田がエリア右へ。シュートを打つも左へ。さらに栗田、戸水と中央でつなぎ、田中慶汰がエリア前へ動き出す鈴木を狙い、浮き球を入れるなど、フロンターレはいい連係を見せていきます。
34分には日大も51が左から折り返し、エリア内、37がシュートを打つも上に。
フロンターレはさらに38分にはカウンターに。左サイドから中央へ向いた鈴木のパスに、宮城がエリア右へ。シュートを放つとこぼれ球に有田が詰めるもシュートは上に。41分には左サイドに開いた鈴木のパスに森がエリア左へ。シュートを打つもブロック。
42分には日大。フロンターレがボールを取りきれなかったところを突いて、19がエリア右へ。シュートを打つとゴールネットが揺れて2-1。
45分にはフロンターレ、パス交換から有田がエリア前に。スルーパスを出すも抜け出そうとした鈴木は惜しくもさわれず。1本目は2-1でタイムアップとなります。
2本目、そのままのメンバーで臨んだフロンターレ。最終ラインの選手にGKもかかわって後ろから組み立てていこうとする日大に対して、宮城や田中幹大らがうまく前からプレスをかけ、前にいかせずに対応。戸水が左サイド、高い位置へ森を走らせるようなボールを入れたり、ラインを高め、森がオフサイドを取られたものの、田中幹大をフリーで抜け出させるような際どいパスを出したりしていきます。
日大はサイドからの攻めで揺さぶり、8分には96のリターンを受けた51の精度のよいクロスに前線の37が合わせるも右へ。フロンターレとしては危ない場面。
直後にはフロンターレ、宮城から右へ。有田が折り返すとエリア内へ鈴木が抜け出すもここは日大の守備の前にシュートは打ちきれず。
右サイド高い位置へ抜け出した22に対して、森がカバーにいき、そこから青山、田中慶汰とつないでマイボールの時間をつくっていくフロンターレ。13分には戸水の右サイドを突くパスに有田が抜け出し折り返すと、正面で田中幹大がシュート。GK43の好セーブに防がれましたが、決定的な場面をつくっていきます。
ところが17分、日大は最終ラインの35のフィードに、22が右サイド高い位置へ。クロスを上げると37がこれに合わせて0-1。
フロンターレはここでGKが青山から21川合我空。22分には松永に代わり34田鎖勇作。
給水タイム明けの24分には鈴木に代わり13常安澪が入ります。
常安が裏を突く動きを見せ、中へ寄った有田が田中慶汰や戸水とかかわりボールを動かすなどしていくと、27分にはフィードに正面へ抜け出した有田が1対1に。有田はこれを制して1-1。
日大のサイドからの攻めをしのぎながら、ラインを高め前に出ていくフロンターレ。一方の日大は33分、フロンターレのミスを突いて37が1対1に。しかし、ここは川合が粘り強く好セーブを見せ、右コーナーキックに。日大はこのコーナーキックからエリア正面で合わせた40のシュートが決まり、1-2となります。
2本合計3-3となった練習試合。しかし、次のゴールはフロンターレへ。35分、宮城のパスに有田が右サイド高い位置へ。エリアへ向かい仕掛ていき、折り返すと遠いサイドで常安が押し込み、2-2。
直後には日大もボールをおさめた37から右へ展開。22がクロスを入れるも高畠や有田が対応。
高い位置でボールを田中幹大がおさめ、中央で宮城がボールを持ち、常安が高い位置へ勢いよく動き出し、さらにゴールを狙いにいくフロンターレ。38分にはスローインから日大、96がエリア右へ抜け出すもここは森がブロック。
しのいだフロンターレは、常安のパスに田中幹大がエリア正面へ迫ったり、宮城の縦パスに常安が正面へ抜け出しシュートを打つなど決定的な場面をつくっていきます。
すると41分、フロンターレは戸水のパスに有田が右サイド高い位置へ。有田の折り返しに、正面やや右で宮城がシュートを打つとこれが決まり、3-2。
フロンターレはここで田中慶汰に代わり32秋葉拡人。42分には常安が右サイドへ流れ、正面で受けた宮城がシュートを打つも左へ。
さらに秋葉がエリア内へ動き出す田中幹大を狙い、浮き球を入れるなど、ゴールを目指していったフロンターレ。試合はタイムアップとなり、2本計5-3。ややもったいないかたちで点をとられたものの多くのゴールも生まれ、攻守にもっともっとよくなっていくのではと思わされるようなかたちで、練習試合を終えることになりました。
①2-1 得点:有田恵人、鈴木大登
②3-2 得点:有田恵人、常安澪、宮城天
フロンターレのメンバー:33青山海、31高畠捷、15松永竜之介、4栗田悠巨、18戸水利紀、27田中慶汰、11有田恵人、20鈴木大登、10宮城天、29田中幹大
交代:青山→21川合我空 松永→34田鎖勇作 鈴木→13常安澪 田中慶汰→32秋葉拡人
(文中敬称略)
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