9月22日、等々力第二サッカー場で川崎フロンターレU-12が大谷戸SCに3-0で勝利した松村杯予選のあとは、隣の等々力第一サッカー場へ。関東ユース(U-13)サッカーリーグは後半戦最初の試合となる第8節。前半戦の7試合を3勝2分け2敗、得点13、失点8、勝ち点は11、7チーム中3位で終えた川崎フロンターレU-13は、TOKYU S Reyes(レイエス)との試合に臨みました。
【川崎フロンターレU-13 関東ユース(U-13)サッカーリーグ1部第8節 vs TOKYU S Reyes】
9月22日(日)午前10時キックオフ 等々力第一サッカー場 晴れ 30分ハーフ
フロンターレの先発は、GK50山本健翔、最終ラインは右から2加治佐海、4土屋櫂大、5田所莉旺、17白幡光翔、ボランチは6齊名優太、18知久陽輝、右MF14関田和智、左MF9児玉昌太郎、前線には11香取武、24坂本錠。
好天の等々力第一サッカー場。フロンターレもレイエスもピッチ脇のフェンスやゴール裏の木陰などから、多くの選手の家族らが見守るなか、試合は始まりました。
立ち上がり、先に迫ったのはフロンターレ。左サイドでフリーキックを得ると、キッカーの齊名が自らこぼれ球を拾い、左へ。児玉、齊名とつないで左サイド高い位置で再び受けた児玉がボールをキープ。シュートを打ったりクロスを上げたりする場面にはつながりませんでしたが、ラインを高めていくと、2分には田所のフィードに、坂本がエリア内へ。クリアされ、シュートには至らなかったもののおびやかしていきます。
田所から左の白幡、児玉とつないで、児玉から受けた坂本がボールをおさめ、レイエス陣内でのプレーを試みていくフロンターレ。レイエスにボールが渡っても、高い位置で坂本がボールをカットしエリア内へ齊名が顔を出すなどしていきます。
4分には右サイド、加治佐が縦パスを入れていくと、最後はエリア右で香取がシュートを打つも左へ。
一方のレイエスは、最終ラインと中盤でボールを回し、7分にはエリア外正面で9が枠をとらえたミドルシュート。山本がセーブしたものの、レイエスがうまく間で受け、ボールを動かしながら迫る時間を重ねていきます。
10分には左サイドからのレイエスの攻めに。6がダイレクトでエリア外左へボールを出すと、抜け出した14が仕掛けていくも、土屋がカバー。フロンターレは右サイドで関田がボールをキープ。中盤の齊名へつなげ、持ち上がった齊名から左へ展開。受けた児玉がエリア外左、ゴール右を狙いシュートを打つも右へ。
流れを取り戻したフロンターレは、さらに知久のスルーパスに、児玉がエリア左へ。折り返しに、エリア内へ関田が迫るもさわることはできず。それでもうまく選手たちがかかわり合いながらチャンスをつくっていきます。
レイエスが浮き球を入れたところを、土屋が頭で齊名へつなげ、そこから右の関田へ展開したり、田所の縦パスを受けた知久がうまく前を向いて、坂本へ縦パスを入れたりして、ボールを再び回していくフロンターレ。知久が最終ラインの田所、土屋の間に下り!坂本が下がり目でボールを受ける一方で児玉が前線に顔を出し、白幡も高い位置へ駆け上がるなどしながら、攻めの機会をうかがいに。
しかし、レイエスの選手たちもうまく対応していき、なかなかシュートなどにはつなげられず。22分には齊名、児玉とつながり、児玉のパスに左サイド高い位置へ仕掛けた坂本が折り返すも、クリア。さらに23分には知久の右サイドを突くパスに、加治佐が右から中央へ仕掛けていくもここでもレイエスの粘り強い守備に遭い、シュートにはつながらず。
27分には齊名がボールをカットし知久へ渡ると、知久から左へ展開。児玉から白幡へ渡り、白幡のクロスはブロックされ、左コーナーキックに。齊名がボールを入れると、こぼれ球を正面で拾った加治佐がシュートを打つも、上に。前半は0-0でタイムアップとなります。
後半フロンターレは香取に代わり8矢越幹都、白幡に代わり7荒井颯太、関田に代わり20村瀬悠馬が入ってのスタート。立ち上がりには右サイドへ流れた矢越から受けた村瀬がエリア前に浮き球を入れると、坂本が抜け出しそうになるも、GK1が前に出てシュートは打てず。さらに矢越のパスに、知久が左サイド高い位置へ。折り返すもクリア。
荒井、児玉が左サイドを仕掛け、知久や齊名がセカンドボールをものにしながら攻めていくフロンターレ。5分には村瀬から受けた加治佐が右サイドから斜めにエリア前に仕掛け、エリア右、矢越へパスを出すもオフサイドに。
フロンターレは、田所や知久、土屋がボールに触れながら、齊名が裏へ走り出す坂本へパスを入れるなどして、揺さぶりに。
一方のレイエスもコンパクトに。GK1も縦パスを入れるなど、うまく間にボールを通しながら、攻撃の機会をうかがいに。12分には9が左サイドから斜めに仕掛け、エリア左を突くパスを出すもオフサイド。
一方のフロンターレは、13分には荒井のパスに坂本がエリア左へ。クリアされたところでフロンターレは交代。齊名に代わり13柴田翔太郎。村瀬がボランチ、柴田が右MF。
途中出場の前線の5がエリア前に仕掛けるなどしていくレイエス。フロンターレもコンパクトに守り、いったんボールをものにすると、右へ流れた矢越のパスに、柴田がエリア内へ抜け出すなど、迫る場面をつくっていきます。
18分には下がり目で受けた坂本が持ち上がり、坂本のパスに児玉がエリア左へ。クリアされ、左コーナーキックとなり、矢越がボールを入れると、正面でこぼれ球を拾った土屋がシュートを打ちますが、GK1がセーブ。
しかし、GK1が後ろからつないでいこうとするところを突いて、坂本がボールを奪うと、坂本から正面で受けた矢越が1対1に。これを矢越は制して、シュートを放つとボールはゴールの中へ。1-0。先制点はフロンターレへ。
たたみかけるように、正面で村瀬がうまくボールをものにしたり、坂本、矢越とつないで、エリア内へ児玉が抜け出すなど迫っていくフロンターレ。ところが23分、レイエスは左サイドからの攻めに。折り返しを5が押し込み、1-1。フロンターレは追いつかれることに。
25分にはさらにレイエス、左サイドから攻めていくと、受けた5が中央でうまく前を向き、ミドルシュートを打つも右へ。
フロンターレは知久が最終ラインに下り、両サイドを高めに。土屋が右サイドを突くフィードを入れるなどしていくと、27分には村瀬、知久と中盤で回して、左サイド高い位置の荒井へ展開。荒井が折り返すと、エリア正面、児玉からシュートを打つも右へ。
一方のレイエスも5が縦へ仕掛け、右へ展開すると、エリア外右、15がミドルシュートを打つも山本がセーブ。
試合はロスタイムに。田所が坂本を左サイド高い位置へ走らせ、高い位置でスローインを得て、勝ち越しのゴールを目指していくフロンターレ。ところが31分、レイエスは正面の5へボールが入り右へ展開すると、エリア内でフロンターレにハンドがあったとの判定でPKを得ます。キッカーはキャプテンの23、これを決めて1-2。勝ち越しのゴールはレイエスへ。
試合はまもなくタイムアップとなり、1-2。フロンターレの関東ユース後半戦の初戦は、敗戦でのスタートとなりました。
前半0-0 後半1-2 計1-2
得点:矢越幹都
フロンターレの先発:50山本健翔、2加治佐海、4土屋櫂大、5田所莉旺、17白幡光翔、6齊名優太、18知久陽輝、14関田和智、9児玉昌太郎、11香取武、24坂本錠
交代:白幡→7荒井颯太 関田→20村瀬悠馬 香取→8矢越幹都 齊名→13柴田翔太郎
(文中敬称略)
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