2月11日の等々力第一サッカー場。川崎フロンターレU-12の新6年生たちのLEGA FUTURO、浦和レッズジュニア戦に続いて、川崎フロンターレU-12の6年生たちが、浦和レッズとのLEGA FUTUROに臨みました。
【川崎フロンターレU-12(新U-13) LEGA FUTURO vs 浦和レッズ】
2月11日(火)午後0時34分キックオフ 等々力第一サッカー場 晴れ 25分ハーフ 11人制
フロンターレの先発は、GK16斎藤准也、最終ラインは右から2榎本司、3林駿佑、9佐々木雄基、7柏村涼太、ボランチは6楠田遥希、13新堀翔、右MF22山田留偉、左MF10平塚隼人、前線には23恩田裕太郎、11ステンパールカ大翔。
新6年生たちの試合のときと同様に、青空が広がった等々力第一サッカー場。試合を終えた浦和レッズジュニアの選手たちがにぎやかに声援を送り、フロンターレの選手たちもチャントで選手たちを励ますなか、試合は始まりました。
立ち上がりはフロンターレ、ラインを高めていき、楠田の左サイドを突くパスに、平塚が抜け出すもオフサイドに。一方の浦和も、左サイドを11ウゾカジョゼフ豪が仕掛け、リターンを受けた7田中一信、がエリア前に浮き球を入れていきますが、佐々木がクリア。
フロンターレは中央の新堀が前に持ち出し、左サイド、柏村を走らせるようなパスを出していき、浦和にボールが渡ると前線のステンパーや恩田がプレスをかけにいき、浦和がエリア前に入れたボールに対しては、林が恩田につながるようなかたちで対応していきます。
5分にはフロンターレ、山田がボールをカット。新堀から受けた柏村が左サイドから中央を仕掛けていきますが、浦和の守備も粘り強く対応していきます。
一方の浦和も5分には、前線の9小鷹凛太朗が左サイドに開いてスルーパスを出すと、64がエリア左へ抜け出しシュート。サイドネットに当たったもののチャンスをつくっていきます。
フロンターレは斎藤や佐々木、林と最終ラインでボールを回し、新堀から左サイドに開いて受けた平塚が、左サイドの高い位置のステンパーへ展開したり、右サイド、持ち出した榎本が右サイドの裏を突くパスを出し、山田を走らせるなどして、攻めの糸口をさぐっていきます。
11分には、柏村がボールをカットし縦に持ち出し、右へ展開。エリア外右、山田へ渡り、山田がファールを受け、フリーキックに。新堀が右足でボールを入れると、林がこれに合わせてシュート。ボールはゴールのなかへ。1-0。フロンターレが先制します。
フロンターレはさらに林の縦パスを受けた柏村が左サイドから中央へ持ち込む姿勢を見せたり、左サイドで平塚や柏村がパス交換を見せたりしながら、前に出ようとしていきます。浦和も16分には、エリア外左、64がシュートを打ち、さらに小鷹が迫りますが、林がカバー。直後にはフロンターレ、林のフィードに、恩田がエリア前に抜け出しそうになりますが、GK1石田永遠が前に出て阻んでいきます。
17分には、さらにフロンターレ、左から平塚がクロスを入れると、ステンパーがうまくおさめてエリア内へ。シュートを打ちますが、左へ。さらに中央へ寄った山田から左へ展開。柏村が折り返しますが、浦和はブロック。左コーナーキックとなり、新堀が入れたボール、柏村が合わせますが右へ。
21分には浦和、右からの浮き球に、64がエリア正面左へ抜け出しますが、柏村がカバー。23分には、さらに浦和、右からの折り返し、ニアで小鷹がシュートを打ちますが、斎藤がセーブ。前半はタイムアップとなり、1-0。フロンターレがリードしてハーフタイムとなります。
後半フロンターレは、GK1井澤明己、最終ラインは右から榎本、楠田、佐々木、14平内一聖、ボランチは恩田、平塚、右MF山田、左MF陶山、前線には新堀、8吉田志生。
立ち上がりから攻勢に出るのは浦和。コーナーキックを得るなどしていくと、3分にはエリア右へ64が抜け出し、井澤が前に出て防ごうとするも、シュートが決まり、1-1。浦和が同点に。
フロンターレは右サイド、榎本から中央へボールを入れていきますが、浦和は小鷹がプレスからマイボールに。最終ラインの4白井桜介に預け、桜が左サイド、ウゾカを狙いフィードを入れ、揺さぶりに。
フロンターレも井澤から左の平内、恩田とつなぎ中に寄った平塚のパスに榎本が高い位置へ仕掛けるなどしていき、新堀も下がり目でボールを受け、左に開いた陶山へつなげ、陶山のパスに、吉田がエリア左へ飛び出したりしながら次のゴールを目指していきます。
しかし、10分、浦和はうまく間で受けた10依田爽史のパスに、小鷹がエリア左へ。シュートを打つとゴール右に決まり、1-2。直後にはフロンターレ、吉田から左へ展開。陶山が高い位置で折り返しますが、浦和はこれをブロック。
浦和は小鷹が下がり目で受け、田中が裏を突くボールを入れていきますが、フロンターレは楠田が井澤につながるようなかたちで対応。13分にはさらに浦和、左コーナーキック、田中が左足でボールを入れると、遠いサイドで13内藤大己がシュートを打ちますが、枠はとらえられず。
16分には、浦和、左サイドでウゾカがボールをカットすると正面でキャプテンの6和田直哉がシュートを打ちますが、井澤がさわり、左コーナーキックに。田中がボールを入れると、こぼれ球を拾った内藤がシュートを打ちますが、フロンターレはライン上でこれを阻み、ボールを右サイドに開いた新堀へ預け、新堀は粘り強くキープ。攻めに転じると、18分には恩田が左サイドを駆け上がりクロス。しかし、石田がセーブしていきます。
フロンターレはさらに佐々木から左の陶山、陶山から中央の新堀、新堀のパスに榎本が右サイドの高い位置へ上がるなどしていくと、20分には、中央の恩田の浮き球に、新堀がエリア内へ。しかし、石田がセーブ。さらに榎本のパスに、右から山田が折り返しますが、浦和はこれをブロック。右コーナーキックとなり、フロンターレはここで山田に代わり5関徳晴。コーナーキック、新堀がボールを入れると、エリア内、吉田がシュートを打ちますが、浦和はブロック。
さらにフロンターレは佐々木が自陣でボールをカット。縦に仕掛けて、左へ展開。陶山からいったん平塚、平塚から再び左の陶山へつながり、陶山の折り返しに、エリア内、新堀がシュート。さらにこぼれ球にエリア右、関がシュートを打ちますが、石田がセーブ。
すると23分、浦和はエリア外右で小鷹がシュートを放つとこれが決まり、1-3。
フロンターレは平塚のパスに陶山が左サイドを仕掛けたり、榎本も高い位置へ顔を出してエリア右へ仕掛けるなどしていきましたが、ゴールには至らず。試合は1-3でタイムアップとなりました。
この日は敗戦とはなりましたが、2019年シーズンまでとは違うポジションでプレーする選手や新たにフロンターレのアカデミーの一員となった選手もおり、さまざまな可能性をさぐりながら、チームをつくりあげようとしている、と感じさせられる試合となりました。
これから練習を積み重ね、連係も深めてどんなチームになっていくのかをとても楽しみにしています。
前半1-0 後半0-3 計1-3
得点:林駿佑(フロンターレ) 64、小鷹凛太朗2(浦和)
フロンターレの先発:16斎藤准也、2榎本司、3林駿佑、9佐々木雄基、7柏村涼太、6楠田遥希、13新堀翔、22山田留偉、10平塚隼人、23恩田裕太郎、11ステンパールカ大翔
交代:斎藤→1井澤明己 林→4陶山響 柏村→14平内一聖 ステンパー→8吉田志生 山田→5関徳晴
浦和の先発:1石田永遠、14野口直、4白井桜介、7田中一信、5伊藤潤、11ウゾカジョゼフ豪、6和田直哉(c)、13内藤大己、10依田爽史、64、9小鷹凛太朗
(文中敬称略)
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