【川崎フロンターレU-18 プリンスリーグ関東第7節vs昌平高校】
6月27日(土)午前11時キックオフ 昌平高校グラウンド 雨
日本クラブユース選手権関東大会を5位で終え、2年連続で全国大会出場が決まった川崎フロンターレU-18。プリンスリーグ関東が再開されました。
3勝3敗、4位で迎えた第7節は昨年度の全国高校サッカー選手権の埼玉県の代表校、昌平高校とのアウェーゲーム。今季からプリンスリーグに昇格し、ここまで1勝5敗で10位。埼玉県杉戸町にある昌平高校の人工芝グラウンドにはトップチームのアウェー鹿島戦を前に多くのフロンターレサポーターが駆けつけました。
緑の昌平に対し、フロンターレは青と黒のユニホーム。GK名良橋、DFは右から原島、武田、伊従、島崎、ボランチに田中と村田、右MF渡邉、左MF三笘、トップ下に岸、FW藤井が先発メンバー。ゲームキャプテンは岸。
梅雨らしく雨が降り続くあいにくの天気。いつものように名良橋の「締めていくぞ!」とチームを鼓舞する声が響くなか、キックオフ。
立ち上がりからパスがよくつながったフロンターレ。2分、エリア正面で渡邉が相手からボールを奪い藤井にラストパス。左からシュートを打つとこれが決まって1-0! 藤井のリーグ戦初ゴールでフロンターレが先制点を挙げます。
ボールを失ってもすぐに別の選手が取り返して、次の攻撃につなげる場面が目立ったフロンターレ。選手間の距離がよく、パスがよく回るなかでゲームが進んでいきます。
10分にはいったんボールを藤井に預けた三笘がエリア左で再びボールを受けると角度のあまりないところから思いきりのよいシュート。ネットを揺らして2-0!
昌平はFWをDFラインの裏へ走らせて反撃を狙うも、フロンターレはDFとボランチが落ち着いて対処。セカンドボールを拾ってさらに攻撃につなげていき、前線でもよく連動してプレスをかけて、相手からボールを奪っていきます。
給水タイムをはさんで30分には田中が岸に縦パスを入れて最後にはエリア左から島崎がシュート。これはGKが弾いて得点とはならず。直後には岸がゴール前でボールを奪ってシュートに持ち込むもポストをたたいて決まらず。
一方の昌平は37分にDFラインの裏へFW9番が抜け出して1対1となるも、名良橋が足でシュートを止める大きなプレー! 前半は2-0で折り返します。
後半は藤井に代わって宮代がFWに入りスタート。立ち上がりは昌平が右クロスをファーで折り返してひやりとする場面をつくるも、武田がうまく体を入れてシュートには持ち込ませず。10分にはパス交換からエリア正面でシュートを打たれるも名良橋が落ち着いて対処。12分にも10番が左サイドを突破し、低い弾道のクロス。もしも、合わせられていたらという怖いボールでしたが、得点にはつながりませんでした。前半とは違い、うまく間でボールを受けられる場面が増えて、昌平も反撃をうかがっていきます。
フロンターレは22分に細かいパス交換から田中がミドルシュート。こぼれ球をさらに拾って田中がエリア内で再びシュートを放ちますが、相手に当たり、ボールは左へ流れていきます。
直後にも田中が三笘のスルーパスに抜け出しますが、シュートは相手選手に再び防がれて決まらず。攻守にさまざまな局面で顔を出した田中。ただ、スコアを動かすことはできませんでした。
30分には渡邉に代わって猪狩が右MFに。
35分にはパスミスからエリア左で1対1の場面をつくられますが、再び名良橋が足でシュートを防ぐ好プレーを見せ、得点は許しません。
44分には三笘に代わって道本、46分には村田に代わって栗脇。
後半は追加点は奪えませんでしたが、守備の奮闘も光って白星で再開初戦をスタートすることができました。
前半2-0 後半0-0 計2-0
得点:藤井柾人 三笘薫
先発:1名良橋拓真 7原島亨太 5武田太一 3島崎竜 18田中碧 30村田聖樹 8渡邉啓太郎 10三笘薫 9岸晃司=cap 23藤井柾人
交代:藤井→38宮代大聖 渡邉→14猪狩和真 三笘→17道本大飛 村田→25栗脇拓人
リザーブ:16新居俊介 24川崎晶弘 34小川真輝 15小泉靖弥 30桝谷岳良
第7節を終えてフロンターレは4勝3敗、勝ち点12、得点18、失点10、得失点差+8。首位東京ヴェルディユースとの勝ち点差3で4位と順位は変わらず。次節は7月4日午後3時半キックオフ。勝ち点14で2位につける浦和レッズユースとしんよこフットボールパークで対戦します。
(文中敬称略)
試合の写真はかんちさん撮影のものを使わせていただきました。ありがとうございます。
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