フロンターレU18 – 大宮アルディージャU18 / プレミアリーグEAST第12節


等々力陸上競技場ではナイトゲームで川崎フロンターレトップチームがガンバ大阪を迎えた7月9日、そのキックオフからさかのぼること2時間前、現在プレミアリーグEASTで首位を快走する川崎フロンターレU-18がホーム富士通スタジアム川崎に大宮アルディージャU18を迎えました。

【川崎フロンターレU-18 プレミアリーグEAST第12節 vs 大宮アルディージャU18】

7月9日(土)17:00 キックオフ 晴れ 688人

川崎フロンターレの先発は、GK21濱﨑知康、最終ラインは右から22江原叡志、キャプテンのDF4高井幸大、3松長根悠仁、29元木湊大、ボランチは14大瀧螢、18由井航太、右MF17尾川丈、左MF25志村海里、前線にはFW20岡崎寅太郎、9五木田季晋。負傷中の10大関友翔はベンチ外となりました。

対する大宮アルディージャの先発は、GK21海本慶太朗、最終ラインは右からDF17浅井一彦、4市原吏音、キャプテン3小澤晴樹、5作本優真、ボランチは25菊浪涼生、8仲丸慎太郎、右MF13石渡巧真、左MF種田陽、2トップにFW22石川颯、11高橋輝となりました。

定刻の17:00、大宮ボールでキックオフ。
最初のチャンスは大宮。3分、25菊浪涼生の左CKは中央で川崎DFが跳ね返しますが、こぼれ球に反応したのは8仲丸慎太。ダイレクトにシュートを放ちますがこれはゴール上へ。
川崎は5分、ゴールまで距離のある位置で得たFKを蹴るのは14大瀧螢。中央で待つ4高井幸大に合わせますがこれは先にGKがさわりゴールとはならず。
次のチャンスも川崎へ。9分、右サイドで22江原叡志から17尾川丈を経由して中央の18由井航太へ。左サイドへ展開しボールを持った25志村海里から20岡崎寅太郎へのスルーパスは通らず。直後、右サイドへ流れた岡崎からのクロスは大宮GK21海本慶太朗がキャッチし得点とはなりません。
更に攻勢を強める川崎は12分、ネガティブトランジションから素早いプレスを仕掛けた志村、岡崎がボールを奪いゴール前へ。ゴール前で9五木田季晋がつぶれ、混戦でこぼれたボールを岡崎が押し込み川崎が先制。連勝の勢いそのままに、幸先の良い得点となりました。

得点を決めても勢いの落ちない川崎は17分、左サイド志村の仕掛けから岡崎がボールをキープ。オーバーラップしてきた29元木湊大がクロスをあげますがこれは直接GKへ。
ここまで耐える展開が続いた大宮は18分、右サイドで22石川颯から短いスルーパスに抜け出したのは11高橋輝。角度のないところからでしたが枠を捉えたシュートは川崎GK21濱﨑知康がなんとか弾き難を逃れます。
しかしすぐさま川崎。20分には3松長根悠仁からのロングフィードに抜け出した岡崎から五木田、リターンを再び岡崎が受けシュートを放つもこれは大宮GK海本がキャッチ。
24分には大瀧のプレスからこぼれたボールを尾川がインターセプト。左サイドの志村へ繋ぎ、2人をかわしてシュートを放つもGKが弾き得点とはならず。続けて26分、松長根から元木、志村と繋いで再び元木。左サイド深い位置から上げたクロスは中央で待つ五木田には合わず。更に29分、ペナルティエリア前で尾川のドリブルから志村とのワンツーでDFをかわして放ったシュートはゴール上へ。立て続けの攻撃も得点には至りません。
31分には中盤で大宮のプレスにかかりボールを奪われるも、尾川の素早い寄せでマイボールにするなど、主導権を握っていきます。

前半も終盤の39分、右サイドで江原が相手のパスをインターセプトすると、そのまま右サイドをえぐってのクロス。ファーで待つ岡崎を狙いますが、これはうまく合わず。続けて左サイド、志村からボールを受けた五木田は正確にボールを落とし、走り込んだ大瀧がシュートを放ちますがこれも実らず。
43分には中央でボールを受けた大瀧から由井、左サイドの岡崎、志村と繋いでクロスを上げますがこれはDFに弾かれます。
前半最後は中央で松長根から大瀧、スルーパスに尾川が抜け出しますが、DFのブロックにあいチャンスは作れず。
多くの時間でボールを支配し先制したフロンターレでしたが、追加点は奪えず後半を迎えます。

後半、大宮は22石川颯に代わって9前澤拓城を投入。状況の打開を図ります。
まずチャンスを掴んだのはまたも川崎。中央で縦パスを受けた大瀧はスムーズに前を向き尾川へ。尾川は前を向いて数ステップドリブルをしてからシュート。しかしこれはゴール左へ。
対する大宮はロングボールをシンプルにスペースに入れ裏を取ろうとしてきます。
12分、川崎は五木田に代わって5浅岡飛夢を投入。対する大宮は18分、菊浪に代わって7勇内山遥海を投入。
すると流れを掴んだのは大宮。20分、左サイド深い位置でFKを獲得すると、仲丸のキックはファーを狙いますがこれは誰にも合わず。
対して川崎は21分、大瀧から右サイドの江原へ大きく展開すると、中央右寄りの浅岡へ。しかしここはシュートには持ち込めず。また、24分には岡崎のインターセプトからのドリブルシュートなどチャンスを作りますが得点は奪えず。
大宮は27分、中央でボールを受けた高橋がシュートを打とうと狙いますが、川崎DFが対応して打たせず。しかし続けて、川崎DFラインからのパスをインターセプトされ右サイドで高橋がボールを持つと、そのままゴールへ。小さなコースを狙った高橋のシュートがゴールに突き刺さり同点とされてしまいます。
更に32分には川崎のファウルによりペナルティエリア前でのFK。これを仲丸が直接狙いますが、ゴール上へ。
ここで川崎は岡崎に代わって8川口達也、志村に代わって32柴田翔太郎を投入し、事態の打開を図ります。
投入後早速チャンスが巡ってきたのは川崎。右サイドでボールを握った江原から川口へ。しかし川口のシュートはGKに弾かれ得点にはならず。その後も両サイドからの展開でチャンスを作っていきますが、フィニッシュまでは持ち込めず試合終盤になります。

45分、川崎は大瀧から柴田、元木と繋いでゴール前の浅岡へ。しかしここは繋がらず。直後、左サイドでボールを受けた柴田は深い位置をえぐってクロスをあげますがこれはGKへ。表示されたアディショナルタイムは3分。
47分、柴田が中央へ運んだボールに右サイドを駆け上がった江原のクロスに尾川が頭で合わせますがこれは枠を捉えず。
終了間際、中盤を持ち上がった高井から柴田、浅岡へ。浅岡がDFを背負い潰されながらもなんとか川口へつなげたボールを得意のステップから渾身のシュート。しかしこれもGKにセーブされ、ここで試合終了。

引き分けに終わり連勝がストップしました。主導権を握りながらも後半状況を改善した相手のゴールをこじ開けることができなかった川崎フロンターレU-18。ここから1ヶ月ほどリーグ戦は中断となり、毎夏恒例のクラブユース選抜の試合へ突入します。

前半1-0 後半0-1 計1-1
得点:岡崎寅太郎(フロンターレ)、高橋輝(アルディージャ)

フロンターレの先発:21濱﨑知康、22江原叡志、4高井幸大(c)、3松長根悠仁、29元木湊大、14大瀧螢、18由井航太、17尾川丈、25志村海里、20岡崎寅太郎、9五木田季晋

交代:五木田→5浅岡飛夢 岡崎→8川口達也 志村→32柴田翔太郎 大瀧→14信澤孝亮
控え:19菊池悠斗 35土屋櫂大

アルディージャの先発:21海本慶太朗、17浅井一彦、4市原吏音、3小澤晴樹、5作本優真、25菊浪涼生、8仲丸慎太郎、右MF13石渡巧真、左MF種田陽、22石川颯、11高橋輝

交代:石川→9前澤拓城 菊浪→7勇内山遥海 石渡→24磯﨑麻玖
控え:1涌井寿大 2高野光陽 15真壁拓海 18依田功太

試合後、長橋康弘監督、大瀧螢、川口達也の2選手に話を聞きました。

[長橋監督]
○ 試合の総括
大宮さんの固い守りに自分たちがゴールを決めきれず、守備からのカウンターでやられました。相手のプラン通りだったと思います。妥当な結果だと考えています。
しっかりと4-4-2のブロックを作ってボールを誘い込み、奪ってカウンターというところは前半から見て取れたのですが、そこに自分達が焦れてしまった。
よくこういうゲームのときに「決め切るところで決め切らないと難しいゲームになる」と言われますが、私はあまりそう考えていません。この倍のチャンスを作らなければならない。それが全然できていなかったかなと思います。ああいったブロックの中でもしっかりと差し込める技術、中央に固まったらサイドからというふうに、相手を見てサッカーをできていたかと言うとそうではないかな。それはベンチを含めてです。
対戦も一巡し、僕たちのサッカーに対して大宮さんはしっかりと準備して90分をデザインしてきたのかなと思います。
前半、ボールは支配できていましたが、最後のところで打てるチャンスはあったのですが、もっと崩せたかなと思います。やり切るところでなんかちょっと違うんじゃないかなと。そういう場面は何度かありました。

○ 五木田選手の交代が早めでした
コンディション的に問題があったようでした。ただ自分の中で試合できるという判断のもと、前半からやってくれていました。私もなかなかそこに気づけず後から聞いたら気になっている部分があったということでした。そのあたり、ちゃんと早く気づいてあげることができれば違ったゲーム展開になっていたかもしれません。本来の出来ではもちろんないですし、またしっかり治してやってくれると思います。

○ 前半とは打って変わり、後半は前半で受けられていたところで受けられなくなっていました
明らかに受けられなくなりましたね。大宮さんは守備のところで前半より後半の方がかなり組織的・コンパクトな感じに私には見えました。間延びしている場所がなく、選手達がそれに気づけず見ていたら全部後ろに下げて後ろ回しで長いボールを狙い始めてしまいました。こういう場面で何とか差し込める技術がほしい。最後の方でようやくサイドに空きがあることに気づき、そこから侵入してアタッキングサードで崩すことができた。私たちも成長していかないと。こういうチームが多くなってきたことを考えてやっていかないといけない。

○ 大瀧選手が久しぶりのスタメンとなりました
トレーニングもしっかりやってくれるし、本当に力のある選手なので間違いなくやってくれるだろうと期待を込めて送り出しました。そして期待通りやってくれました。体は小さいですけど、予測だったり守備の所もかなり効いていましたしボールもしっかり配給できていた。良い出来だったと思います。最後、体力的に落ちちゃった部分はありました。そこは課題ですね。

○ これからリーグは中断ですが、ここまでの戦いを振り返ってみて
勝ち点を積みながら成長してくれていると感じます。一戦一戦、相手チームの良さ学びながら吸収しながら成長できてる部分をすごく感じます。その辺りが1巡目は非常に良かったのかなと思います。ただうちがどういうサッカーをやってくるのかというのはもちろん相手も分かってくるだろうし、どうやってそこをかいくぐって行くか。それは相手を見てサッカーをやっていこうということなので。相手が改善してこようが何してこようが相手を見たら答えがわかる、というところまで持って行けたらトップに近づくのかなと思っています。

○ 今日の引き分けをどう後半につなげていきますか
この引き分けは大きなプラスだと思っています。私達がやってくるサッカーというものを相手が知っている中で、ボールを奪ってカウンター。しっかり計画を立てる中でベンチにどういう選手を置いておくか、今回も普段出ている選手がサブに回っているというのも選手は気づいているでしょうし。1-0で後半からてくるだろうなと思いながらサッカーをやっていて、相手の計画通りになってしまった。じゃあこれはどうするのというのは明確かなと思います。トップと一緒で前半から圧倒する。決められなければチャンスを倍作る。もちろん決定機で決められるトレーニングをしなければならない。ただそこに逃げててはいけない。チャンスを倍作る。良いヒントがあったと思います。
決められなかった個人の責任にしてしまうとチームとしてぼやけてしまう。日頃選手たちのトレーニングを見ていて本当にこだわってやってくれています。なのでこういうふうに「決めるとこを決めないと難しいゲームになるよ」ということは、頑張っている姿を見ているので私は言えないです。

[大瀧選手]
○ 久しぶりにスターティングメンバーでしたが、どういう気持ちで試合に入りましたか
いつもは大関(友翔)がスタートから出ていて、自分はベンチからというのが多いです。でも大関が怪我してその代わりで自分がスタメンということだったので、彼がいないときでもフロンターレのサッカーがちゃんとできるように、チームの攻撃のタクトを振る、中心になるというのは意識して試合に入りました。
また、自分はジュニアの時に大宮の下部組織にいたので、そういう面でも勝ちたいという気持ちがありました。今日はすごく気合が入ってました。そういう気持ちで試合に臨みました。

○ 試合を振り返って
前半は自分たちのビルドアップから相手陣地に行く回数が多く、チャンスもたくさん作れて最後決めるところまで行っていました。後半、途中出場でスピードのある選手とかが入ってきたときに自分たちが受けてしまい、前半ほどうまくチャンスが作れなかった。その結果失点してしまってからは厳しい試合になったのかなと思います
相手が前から来るのでそれをひっくり返すというのは意識してたのですが、相手のセンターバックが空中戦が強く、なかなか背後が取れず跳ね返されてカウンターというのが続いてしまいました。そこは自分やボランチが受けてワンパターンにならないように改善していきたいと思います。
相手のロングボールでセンターバックが競ったところのセカンドボールが相手のボールになってしまいました。セカンドでマイボールにできないと相手の流れになってしまいます。ボランチで出ている以上その勝負には勝てるようにならないといけない。これから上達していきたいです
失点はしょうがない。でも、そこで崩れたら意味がない。本末転倒なので、前半からできていた部分は続けてやろうということで続けましたが、得点は奪えませんでした。

[川口選手]
○ 後半に投入されてから惜しいシュートを連発しました
自分はああいうところを決めるのが特徴なので、もちろん悔しいです。他の人も決めてくれと言うと思うんですけど、決められなかった自分が一番悔しいと思っている。その部分がぶれなければ大丈夫かなと思います。でもやっぱり決めたかったです。

○ 開幕当初からスタメンで出ていて、ここ数試合は後半からということになっています
使ってもらえないのはそれなりの理由があると思うので。一回ベンチ外になってしまったんですけど、ひとつレベルアップしてここに戻ってこれたと思っています。成長してるという意味では自分は手応えを感じていて。結果は残せなかったですけど、このままさらにこだわりながら突き詰めてやっていってまたスタメンに戻りたい。チームのみんなで喜び合えるようにこれからもっと頑張っていきたいです。

○ ここからリーグは中断、クラブユース選抜となります
チームとしてここまで負けなしということで、チーム全体で練習の中で個人が成長していることを実感しています。個人で成長してそれを組織につなげていくということが強いチームの秘訣だと思うので、自分も含めて個人の、対人だったりシュートのところだったり成長していきたい。リーグ戦とはまた違った大会なので、一発勝負でも戦える強いチームを作っていきたいと思います。そこに自分も絡んで、スタートからは出られないかもしれないけど途中から出てチャンスを決められるような選手になりたいと思います。
クラブユースも優勝を目指しているので、残り2週間もっと成長してクラブユースで結果を残したいと思います。

○ クラブユースは途中出場の選手が重要な役割を担うことが多いですが
スタメンを目指しているので、スタートで出たいという気持ちが大きいです。このチームはどのチームよりも選手層が厚いと思っています。プレミアが始まってよりチームの底上げがされたと思っていて、その中でベンチにいる選手たちが紅白戦をやってもAチームとやりあえるようなチームなので、いつも通りやれば自然と結果はついてくると全選手が思っていると思います。クラブユースはそこを信じて自分もそこで活躍したいなと思います。

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