10月2日は、麻生グラウンドへ。
プレミアリーグEASTは第16節を迎え、川崎フロンターレU-18は、前橋育英との試合に臨みました。
この記事は、フロンターレに取材をお願いし、了解を得て、書かせていただきました。
【川崎フロンターレU-18 プレミアリーグEAST第16節 vs 前橋育英】
10月2日(日)午前11時キックオフ 川崎フロンターレ麻生グラウンド 晴れ 37人
前節柏レイソルU-18戦が荒天のため、中止となったフロンターレは、ここまで10勝2分け2敗。
流通経済大柏戦、JFAアカデミー福島U-18戦と2試合続けて、0-1、無得点で連敗中。
先発は、GK21濱﨑知康、最終ラインは右から22江原叡志、4高井幸大、3松長根悠仁、29元木湊大、ボランチは18由井航太、14大瀧螢、右MF17尾川丈、左MF25志村海里、前線にはゲームキャプテンの10大関友翔、9五木田季晋。
代表活動のため、ここ2試合不在だったキャプテンの高井が復帰し、大瀧も先発に。また、前の試合では右SBが元木、左SBが江原だったのが、それまで通りのかたちに。
前橋育英は、ここまで5勝4分け5敗で、14徳永涼が出場停止。
先発は、GK1雨野颯真、最終ラインは右から35ポンセ尾森才旺、13杉山陽太、4齋藤駿、ボランチはゲームキャプテンの7根津元輝、19青柳龍次郎、右MF11井上駿也真、左MF6山内恭輔、2シャドーに10高足善、9小池直矢、前線には32山本颯太。
長年プリンスリーグ関東で競い合ってきたフロンターレと前橋育英。5月15日に前橋育英高崎グラウンドで対戦した際には、五木田季晋の決勝ゴールでフロンターレが1-0で勝利をおさめています。
10月とは思えない、まるで初夏のような陽気の麻生グラウンド。ピッチを見下ろすスタンドから、両チームの選手の家族、また、数人のトップチームの選手も見守るなか、試合は始まりました。
立ち上がり、後ろからの組み立てを図るフロンターレ。高井や松長根が多く触れ、前に送ったボールに五木田が走り込むなどして、次第に相手のエリア前でプレーする時間をつくっていきます。
2分には、エリア外左で前橋育英にファールがあり、フリーキックを得ると、キッカーの大関が右足で入れたボールはブロックに遭い、左サイドでのスローインに。
その流れから、エリア内、五木田が競り、大瀧がエリア内へ。前橋育英の守りに遭い、シュートにこそいけませんでしたが、いい形で試合に入っていきます。
前橋育英のボール時には、高い位置で連動してプレスをかけ、大関がボールを奪い取るなどしていくフロンターレ。
ボールをものにすると、由井の浮き球に、五木田がエリア前に動き出すなど、きわどいところにボールを入れながら、ゴールを目指す場面をつくっていきます。
前橋育英も、フロンターレがパスを差し入れてくるところを狙い、厳しく寄せにいき、ボールを奪いますが、フロンターレの寄せがそれを上回り、すぐさま奪い返していきます。
さらに前橋育英は、ラインを高め、山内の浮き球に、小池が高い位置へ動き出したり、下がり目の根津のスルーパスに、高足が抜け出しそうになったりしていきますが、フロンターレは江原が粘り強く対応したり、パスを読みよくカットしたりして、前に入らせず。
守備でいい対応を続けていき、引き締まった展開が続いていきます。
10分には、フロンターレ、最終ラインの松長根の、右サイドのスペースへのパスが通り、ボールは尾川へ。尾川のスルーパスに、五木田がエリア右へ抜け出しますがオフサイドに。
12分には、高井のフィードを、五木田が競り、ボールは左サイドの志村へ。志村のパスに五木田がエリア内へ抜け出しましたが、前橋育英の守備に遭い、シュートまではいけず。
それでも、うまく間、間を突きながら、フロンターレはチャンスをつくろうとしていきます。
時には尾川が中へ寄り、由井や大瀧らとともにセカンドボールを多くものにしていくフロンターレ。
15分には、前橋育英、下がり目の小池のスルーパスに、山本が正面へ抜け出しそうになりますが、高井がカット。高井はすぐさま左サイドに展開、志村、元木につながり、自分たちでボールを持つ時間をつくっていきます
19分には、左サイドに展開したフロンターレ。エリア外左で元木がファールを受け、フリーキックに。
キッカー、大関が右足でボールを入れると、松長根が倒れ込みながらもヘディングシュート。しかし、GKの雨野がセーブ。
フロンターレは、さらに大関も下がり目に落ち、松長根や高井とかかわりあい、ボールを動かしに。その一方で濱﨑が五木田を走らせるようなボールを入れ、長短のボールを使いながら、ゴールへの糸口をさぐっていきます。
22分には、大関から左サイド、開いた志村へ。志村は仕掛けていくも、前橋育英はブロック。セカンドボールは、元木のもとへ。エリア外左、持ち出した元木は、右足を振りぬきますが、シュートは雨野がセーブ。
さらに高井、濱﨑、松長根が後ろで動かし、松長根のフィードに、五木田がエリア前に。GK雨野がクリアし、左サイドでのスローインとなり、その流れから元木が左クロス。
シュートにはつながりませんでしたが、フロンターレが高い位置でプレーする時間が続いていきます。
前橋育英がサイドに展開する場面では、由井がすばやく寄せ、奪い返すなど、選手それぞれが出足の良さを見せていくフロンターレ。
24分には、大瀧が左サイドを突くパスを出すと、志村から元木とつながり、元木の浮き球のパスに大関が左サイドの高い位置へ。
前橋育英のブロックに遭い、左コーナーキックを得たフロンターレ。
大関がボールを入れると、遠いサイド、松長根がヘディングシュート。ボールはサイドネット。
前橋育英も、フロンターレが後ろでボールを動かそうというところ、ボールを奪いにいき、26分には、正面で山本がカット。そこから左サイドに展開し、左サイドでのスローインに。
その流れから、山内がエリア外左へ進入。クロスを入れようとしていきますが、江原が体を張ってこれを阻む好守。
エリア前へのセカンドボールは大瀧がものにし、そこから五木田を走らせ、攻めに転じようとしていきます。
28分には、ふたたび前橋育英、正面で青柳がボールをカット。前に持ち出した青柳はシュートを打ちますが、濱﨑がセーブ。
セカンドボールをものにした前橋育英は、左サイドを小池が仕掛け、ボールはエリア右へ。抜け出した井上がシュートを打つも、ボールは左へそれていきます。
ふたたび、自分たちで間、間に入れ、パス交換から前に出ていくフロンターレ。大関や江原が右サイドでつながり、高い位置へ抜け出した大関が右クロスを入れるなどしていきます。
すると34分、フロンターレは正面で五木田が入れ替わり、マイボールに。大関のスルーパスに、エリア正面やや右へ抜け出したのは尾川。雨野が前に出て阻もうとしたところ、ボールを浮かせ、シュートを打つと、クリアしようとしたポンセをすり抜けるようにして、ゴールのなかへ。
1-0。
フロンターレにとって、3試合ぶりのゴール。
選手たちはかみしめるように、その喜びを分かち合います。
36分には、さらにフロンターレ、中央で大瀧、由井、大関が動かし、ボールは右サイドの江原へ。江原のパスに、五木田が高い位置へ抜け出し、エリア右へ仕掛けて折り返し。
エリア内、尾川がシュート。雨野のセーブに阻まれたものの、フロンターレらしく、決定的なかたちをつくっていきます。
一方の前橋育英も高い位置でボールを奪って、フロンターレのゴールに迫る場面をつくり、38分には、前橋育英、右サイドの高い位置へ根津が抜け出し、折り返すと、エリア右、高足善がシュート。しかし、ポスト。
前に五木田を走らせ、また、前橋育英が左サイドに展開していく場面では、由井がすばやい寄せから、自分たちのスローインにしていくなどするフロンターレ。
元木のパスに、志村がうまく裏を取り、前へ出ようとするなど、相手との駆け引きを制す場面をつくり、さらにゴールを目指していきます。
42分には、五木田のパスに、大関がエリア右へ。折り返しに正面で尾川がシュートを打つも、前橋育英の好守に遭い、左コーナーキックに。
このコーナーキックをしのいだ前橋育英は、カウンターに持ち込もうとしていきますが、中央で大瀧、由井が阻んでいきます。
45分には、前橋育英、エリア右へ山本が抜け出しますが、高井が滑り込み、ブロック。
さらにスルーパスに、エリア右へ高足が抜け出しますが、ここでも高井が体を張った守り。
前半は1-0。フロンターレがリードし、ハーフタイムへ。
後半前橋育英はポンセに代わり8大久保帆人が入り右MFに。最終ラインは右から井上、杉山、齋藤、山内、ボランチは根津、青柳、右MF大久保、左MF9小池、前線には山本、高足に。
立ち上がりからゴールに迫るのは前橋育英。うまく間にボールを入れ、そこからサイドに展開し、フロンターレのエリア近くで時間をつくっていきます。
1分には、フロンターレがエリア前で大瀧がボールをカット、そこから左サイド、志村へつなげようとしたところ、奪い返したのは前橋育英。
井上が高い位置で右クロスを入れると、エリア内、飛び込んだ小池がヘディングシュート。ボールはゴールネットを揺らしましたが、オフサイド。
直後には、中央から前橋育英がスルーパス、小池がエリア内へ抜け出しそうになりますが、江原がカバー。
さらに間で受けた山本から左へ展開。受けた小池は斜めの仕掛け、エリア前に持ち込み、シュートを打ちますが、右に。
5分には、下がり目で受けた高足のパスに、青柳がエリア内へ。しかし、松長根がカバー。
次々にゴールに前橋育英が迫っていきますが、最後のところでしのぐ時間が続いていきます。
9分には、大久保のパスに、井上が右サイドの高い位置へ。井上はエリア内へ持ち込む姿勢を見せていきますが、元木がブロック。
右コーナーキックとなり、前橋育英は、キッカーの山内がショートコーナーを選択。受け直した山内はクロスを入れていきますが、これはシュートにはつながらず。
前橋育英がボールを動かしていくなかでも、コンパクトに。ボールをものにした大瀧が、五木田を走らせるようなボールを入れるなど、守備から攻めへつなげようとしていくフロンターレ。
しかし、なかなか自分たちでボールを動かす時間はつくれず。それでも、前橋育英にしっかり向き合っていきます。
13分には、前橋育英、右サイドからの攻めに。大久保がクロスを入れると、小池がヘディングシュート。しかし、上に。
直後にはフロンターレ、中央で大関がボールをものに。前に持ち出し、スルーパスを出すと、抜け出した志村がエリア内へ。
持ち込んだ志村はシュートを打つも、前橋育英はブロック。右コーナーキックに。
ここでフロンターレは、志村に代わり11岡野一恭平。
けがのためメンバー外が続き、久しぶりに控えに戻った岡野一が、プレミアリーグのピッチへ帰ってきました。
このコーナーキック、大関がボールをニアに入れると、五木田がヒールでシュートを打ちますが、左に。
さらに15分には、左サイドから元木が正面へ鋭い縦パス。これを五木田がおさめ、そのパスに大関がエリア内へ。シュートを打つも、ボールはポストに。
そこから攻めに転じた前橋育英、高足がエリア外左へ持ち込み、ニアにシュートを打ちますが、濱﨑がセーブ。
フロンターレも、由井がボールを中央でカット。受けた大関のスルーパスに、尾川がエリア内へ。ふたたびチャンスを迎えますが、前橋育英の寄せも速くシュートは打てず。
さらに高い位置で五木田がカット。エリア内へ持ち込み、シュートを打つとボールはゴールのなかへ向かっていきますが、前橋育英はライン上でこれを阻む好守。フロンターレの左コーナーキックに。
キッカーの大関が遠いサイドにボールを入れると、松長根が折り返し、ニアで高井がヘディングシュート。しかし、左へ。
フロンターレは、さらに大関のスルーパスに、岡野一が高い位置へ。しかし、前橋育英のGK雨野がエリア外に出てクリア。前にきわどいボールを入れ、前橋育英の選手が迫りますが、松長根がカバー。
前橋育英の攻めへの切り替えの速さにも、フロンターレは集中力を保って、対応。
さらに右サイド、間で山本が受け、ゴール前に迫りますが、ここでも松長根がカバー。
また、前橋育英は、中央でボールを回し、正面へ速いパスを入れていきますが、江原がしぼって対応。
23分には、山内のパスに、高足がエリア左へ。折り返すも、濱﨑がセーブ。
前橋育英は、高足に代わり33堀川直人が入り、左MF、小池が前線へ。
直後には、前橋育英、青柳の縦パスに、正面へ小池が迫りますが、フロンターレはコンパクトにして、簡単には入れさせず。
ボールをものにした大関の浮き球のパスに、五木田が正面へ。前に出た雨野のクリアに阻まれるも、フロンターレも守備から攻撃へ、局面を変えようとしていきます。
26分にはさらに前橋育英、齋藤が高い位置でボールをカット。前に持ち出し、エリア内へスルーパス。
しかし、松長根がカバー。
27分には、右サイドから攻めに持ち込んだ前橋育英。井上が高い位置へ抜け出しますが、元木がカバー。
右コーナーキックとなり、山内がボールを入れると、遠いサイド、齋藤と青柳が飛び込みますが、濱﨑が阻み、最後は前橋育英のファールに。
29分には、すばやいリスタートから、山本が正面へ抜け出しそうになるも、松長根がカバー。
フロンターレの守備が、前橋育英を最後のところで上回る時間が続いていきます。
フロンターレは、大瀧に代わり8川口達也が入り、大関がボランチ、川口が左MF、尾川が前線へ。
33分には、エリア外正面やや左でフロンターレにファールがあり、前橋育英のフリーキックに。
キッカーの根津は、右足で直接地を這うようなシュートを放ちますが、濱﨑がセーブ。
前橋育英もさらに選手交代、山本、青柳が下がり、17山田皓生、15福永竜也。福永が左SB、山内がボランチに。堀川が右MF、大久保が左MF、山田が前線と変えていきます。
前橋育英は、うまく最終ラインから中央にパスを通し、根津が前に持ち上がり、エリア内への縦パス。しかし、ここでも松長根がよくカバー。
攻撃に転じたフロンターレは、大関、由井とつながり、由井のスルーパスに、岡野一が左サイドの高い位置へ。
仕掛けた岡野一が折り返すと、エリア左、五木田が進入。しかし、シュートは雨野がセーブ。
さらに36分には、左サイド、元木から、岡野一とつながり、岡野一のパスに、尾川がエリア左へ飛び出しますが、オフサイド。
すると今度は前橋育英がサイドをうまく突いて、フロンターレのゴールの前に。
37分には、下がり目で前を向いた小池のパスに、福永が左サイドの高い位置へ。クロスを入れますが、元木がカバー。
直後には右サイドからの攻めに。エリア前にボールが入りますが、由井がカバー。
さらに40分には、前橋育英、左サイドの高い位置へ、山内が飛び出し、折り返そうとしますが、川口がブロック。左コーナーキックに。
フロンターレはここで大関に代わり13信澤孝亮、尾川に代わり42児玉昌太郎。児玉はこれがプレミアリーグ初出場。
左コーナーキック、前橋育英は、根津がニアに精度の高いボールを入れてくるも、ワンタッチあり、今度は右コーナーキックに。
今度は山内がインスイングのボールを入れていきますが、シュートには結びつかず。
さらに前橋育英がラインを高く保ち、中央とサイドを使いながら、フロンターレのゴールに迫る時間が続きますが、フロンターレは最後のところで由井が体を張り、カバーするなど、しのいでいきます。
アディショナルタイムは3分。浮き球に対しては、信澤が競り、児玉も自陣の低い位置でしっかり構えるなど、コンパクトにして対応していくフロンターレ。
46分には、根津のスルーパスを、高井がカット。信澤につながり、ボールは信澤から川口へ。川口は右サイドを持ち上がり、高い位置で使おうとしていきます。
47分には、松長根が前に送ったボール、五木田がエリア前にうまく抜け出し、そのまま持ち込んでシュート。しかし、雨野がセーブ。
48分には、右サイド、児玉のパスに、五木田がエリア右へ。シュートはここでもブロックに遭うも、試合はついにタイムアップ。1-0。
フロンターレは第11節の桐生第一戦(〇4-0)以来の勝利。攻守に最後まで戦うフロンターレらしい姿勢を見せて、また一歩前に出ることになりました。
前半1-0 後半0-0 計1-0
得点:尾川丈
フロンターレの先発:21濱﨑知康 22江原叡志 4高井幸大 3松長根悠仁 29元木湊大 14大瀧螢 18由井航太 17尾川丈 25志村海里 10大関友翔(c) 9五木田季晋
交代:志村→11岡野一恭平 大瀧→8川口達也 尾川→42児玉昌太郎 大関→13信澤孝亮
控え:21菊池悠斗 6吹田航晟 40八田秀斗
前橋育英の先発:1雨野颯真 35ポンセ尾森才旺 13杉山陽太 4齋藤駿 7根津元輝(c) 19青柳龍次郎 11井上駿也真 6山内恭輔 10高足善 9小池直矢 32山本颯太
交代:ポンセ→8大久保帆人 高足→33堀川直人 青柳→15福永竜也 山本→17山田皓生
控え:21大澤脩人 5斉藤航汰 16磯村陽軌
プレミアリーグEASTは第16節を終え、フロンターレが11勝2分け2敗、勝ち点35で首位。2位横浜F・マリノスユースはFC東京U-18と2-2で引き分け、10勝2分け3敗、勝ち点32で続いています。
試合後、尾川丈、濱﨑知康の2選手、長橋康弘監督に話を聞きました。
〇 今日の試合を振り返って。
前半はセカンドボールだったり、球際のところもしっかり勝って、自分たちの時間も多くつくれて点もとれたんですけど、後半はそこが体力的にも厳しくなって、相手の方がはまっていたので、そこは反省しておきたいなと思います。
勝って良かったです。
〇 得点シーンを振り返ってもらえますか?
大関くんが持ったときに背後が空いていたので、走ったらいいボールをくれたので、あとは流し込むだけでした。
〇 久しぶりの得点が決まって、チームみんなで喜んでいたように見えました。みんなで自然に喜んだ、という感じだったんでしょうか?
チームとしても、自分としてもすごい欲しい得点だったので。うれしかったです。
〇 今日久しぶりに勝ちましたけど、率直に今の気持ちは?
うれしいです。
〇 レイソル戦が中止になって、1週間どんな準備をしてきましたか?
流経戦とJFAアカデミー戦で敗戦してしまって、そこから戦うという自分たちが今までできていたことが、できていなかったので、そこをしっかり見直して今日の試合に臨みました。
〇 次の市立船橋戦に向けて、チームでもっとこういうことをしたいというのはありますか?
今日の前半の入りだったり、次も続けていきたいですし、今日の後半のようなサッカーをしていたら、負けてしまうので、そこを反省して次の試合に行きたいです。
〇 やはりもっと得点を取りたいというのもありますか?
そうですね。個人としてもチームとしても、もっと得点力を上げていかないと、苦しくなっていくので決められるようになりたいです。
〇 今日もたくさんのサポーターの人が速報などで見守っていたと思います。コメントをいただけますか?
いつも応援ありがとうございます。いつも力になっているので、引き続き応援をお願いします。
〇 試合を振り返ってもらえますか?
1-0ということで最後、厳しい時間が、耐える時間があったんですけど、全員で戦って勝てたいい試合だったと思います。
〇 前半と後半で流れが変わって、後半は押し込まれる時間が長かったと思います。後ろからどんなことを考えてプレーをしていましたか?
1-0ということで、失点したら同点というところで、リスクを冒さずに前から選択していくというのは、後半少し意識したところはありました。
〇 今日はしっかりシュートを止める場面も多かったと思います。自分のプレーについてはどう思いますか?
シュートストップというのも武器なんですけど、試合中に多いわけではないので、今日こういうふうにチームに貢献できたのは良かったかな、と思います。
〇 代表活動に参加してみて (U-17日本代表として9月17日から19日まで国際ユースサッカー in 新潟に参加した) どうでしたか?
サッカーの価値観が変わって、自分がGKとして成長していく過程で必要なことを学べたのかなというふうに思います。
〇 代表とフロンターレではやっていることはやはり違う?
キーパーのスキルだったら基礎を固める、だったりとか、ビルドアップの部分で少し下からというよりは、前を目指しながらということは代表で学びました。
〇 後ろからつなぐだけじゃなくて、しっかり前にボールを入れたりということでしょうか?
そうですね。ロングボールも使いながら、下だけだとはまっちゃったときに、かっさらわれて失点に近くなるということで。グラウンド全体を見えているので、しっかり空いているところを見て上げたりとか、意識して今はできています。
〇 その経験は今日にも生きている。
そうですね。けっこう影響があると思います。練習から意識してシュートストップの部分だったりとか、けっこう自信がつくものができたりとかしていたので、手ごたえを感じています。
〇 市立船橋戦に向けて。
落としたら、また首位から遠ざかるかもしれないというところで、落とさずに。自分たちチーム全員で戦っていけば、勝てると思うので、戦って勝っていきたいと思います。
〇 サポーターに向けて、コメントをいただけますか?
自分たちが2連敗というところで、初めてというところだったんですけど、サポーターのみなさんの応援が力になって、今日勝つことができたので。
応援よろしくお願いします。
〇 今日の試合を振り返ってもらえますか?
2連敗しているなかで、対戦相手が前育ということで意識する部分はあったと思うんですけど、逆にこの試合を勝てば、のれるのかなというのもあって、選手たちはとにかく連敗を止めたいという思いと、あとは1勝をして次につなげたいという気持ちで戦ってくれたと思うので。
ミーティングでは「とにかく全力で戦うぞ」と、「チャレンジの気持ちをもう1回思い出そう」ということで入ったんですけど、しっかり最後まで戦ってくれたと思います。
〇 ベンチから試合を見て、戦っている選手を見てどう感じましたか?
最近前半はすごく元気がいいんですけど、後半はなかなか元気がなくなってきて、どうしても連敗しているチームは悪いイメージがあって、点が入んないという改善しないといけないことは明確だったので。
0点が続くとどうしても悪い雰囲気になるんですけど、今日の後半も立ち上がり、あんなポコッと入ってしまうような展開は想像できたんですけど。
何とか踏ん張ったというのは、ある意味選手の気持ちが体を動かしていたのかな、というふうに思っています。
〇 レイソル戦が中止になり、今日まで準備してきたことはなんですか?
フロンターレらしいサッカーを追求しようということ、ただ相手も2巡目ということで分析をしてくるので、そういったチームに対しても崩せるように、ということは準備していたんですけど。
やってきたことは一生懸命できたと思います。
ただ、得点がなかなかこう、決めるところを決めれば楽になるゲームだったかもしれないですけど、決めきれないというところは引き続きやっていかないと。
そこはフロンターレらしいサッカーとは言えないと思います。こだわってやっていきたいところです。
〇 次戦に向けて。
後半足が止まるところの理由をまず見つけなきゃいけないんですけど。単純に体力的なところだけではないと思っていて。
交代の選手のパワーを出していかなきゃダメだし、先発で出ている選手に甘えずに戦える体力と、戦い方や考え方、守備でも全部、判断なしに、ではなくてちょっと構えるところをつくったりとか、攻撃もちゃんと仕留める、あとはボールを握るところ、自分たちでコントロールして、コントロールできる選手になってほしいなと思います。
〇 連敗が続いて、練習の雰囲気はどうでしたか?
そうですね。あんまり良くなかったというか、ちょっとみんな、気にしているところがあったかな、という。
まあ、成長することというのは絶対に継続していかなきゃならないし、「そこを留めてしまったらサブに負けちゃうよね」という話はしていたので。
そこも練習中から踏ん張っていたな、という感じはするんですよね。
連敗中の雰囲気は絶対に暗くなるもので、そこは選手たちともう1回、前を向こうということと、「勝たなきゃいけない」とか「首位を守らなきゃいけない」とかじゃなくて、「チャレンジするということを決めたよね」というそんなような話ばっかりしていました。
〇 もっとこういうサッカーを見せたいというのがあると思うんですけど、それはどうですか?
はい、たくさんあるんですけど、やっぱり決定機、決定機を自分たちでボールを握りながら、つくっていきたい。
今日も決定機があったんですけど、もっとつくれると思うし、その時間も、もっともっと増やしていきたいし、そんなようなイメージは持っているんですけど。
ただ、そういうことをやり続けていると、今度は守備のところがおろそかになったりするので、セットでやっていきたいと思います。
〇 今日も多くのサポーターがネットなどで試合の行方を見守っていたと思います。コメントをいただけますか?
ちょっと連敗してしまって、「大丈夫か」という声をいろんな方に私も聞いていて、すごく心配してくれていて、ようやく選手たちは頑張って1勝してくれて。
引き続き、結果と内容にこだわりながら、魅力あるサッカーを目指していきたいと思いますので、残り試合、少なくなりましたけど、また優勝できるよう頑張っていきたいと思います。
応援よろしくお願いします。
(文中敬称略)
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