9月3日は、Anker フロンタウン生田へ。
川崎フロンターレU-15生田の1年生たちが、関東ユース(U-13)サッカーリーグ、浦和レッズジュニアユース戦に臨みました。
【川崎フロンターレU-15生田(1年) 関東ユース(U-13)サッカーリーグ1部A vs 浦和レッズジュニアユース】
9月3日(日) Anker フロンタウン生田 Anker Field 晴れ 30分ハーフ
ここまで4勝1敗のフロンターレ生田。
先発は、GK50小村風人、最終ラインは右から3出口翔太、5渡邉拓眞、キャプテンの4對馬羽琉、17吉田琉海、ボランチは6望月楓矢、8夏目瑛斗、右MF14荒井瑞樹、左MF13川上翔、前線には15髙越遼平、9土肥瑠星。
浦和はここまで1勝3敗。先発は、GK91白川龍斗、最終ラインは右から93森泉迅、89細川泰斗、92森井琉生、82佐々木煌翔、ボランチは95吉野登馬、87野口蒼太、右MF80児玉樹吹、左MF88福田誠人、前線には79菊池大河、78印出晴。
青空に白い雲が広がった厳しい残暑のAnker フロンタウン生田。まだまだ、夏が続いている。そのことを知らせるかのように時折、セミの声も。
ピッチ脇に設けられた観客席には、フロンターレ生田や浦和の選手の家族らが集まる中、キックオフの時を迎えました。
立ち上がり、フロンターレは、エリア前にフィードを供給。これに髙越がうまく入れ替わり、エリア内へ持ち込むと、GKの白川もかわし、ゴールへ流し込み、1-0。
早々に先制点を奪ったのは、フロンターレ生田。先制点を、選手全員で喜び合います。
追いかける展開となった浦和は、GKの白川に、細川や森井、中盤で野口が受けながら、ボールを保持。左サイドでは、佐々木や福田がうまく連係。ドリブルで仕掛ける姿勢を見せ、フロンターレ生田のエリア近くに持ち込んでいきますが、フロンターレ生田はコンパクトに。粘り強く守っていきます。
3分には、左コーナーキックを得た浦和。野口が右足でボールを入れると、遠いサイド、細川が合わせますが、小村がセーブ。
フロンターレ生田も、前から土肥や髙越、川上や荒井がうまくプレスをかけ、マイボールに。間で受けた髙越がエリア正面へ仕掛ける姿勢を見せるなどしていき、ゴールに迫る場面をつくっていきます。
4分には、對馬のサイドチェンジが、右サイド、荒井へ通り、荒井は縦に仕掛け、クロス。ここは浦和の守備が対応していきます。
後ろから組み立てる姿勢を見せる浦和に対し、フロンターレ生田は前からのプレスで対抗。
うまく、フロンターレ生田のエリア前に通されても、最後には吉田がカット。浮き球に対しては、出口が夏目につながるようなかたちで対応。
夏目の右サイドを突くパスに、荒井が抜け出し、ゴールに迫る場面をつくるなど、守備から攻撃へつながるようにして、プレーを重ねていきます。
7分には、縦パスを髙越がキープ。リターンを、エリア正面で受けた川上がシュートを打ちますが、白川がセーブ。
浦和はそこから後ろでボールをうまく回していきますが、9分には、高い位置でボールを奪ったフロンターレ生田。エリア内、土肥がゴールへ流し込み、2-0。
フロンターレ生田が突き放します。
渡邉や對馬、間に望月も顔を出しながら、組み立てを図るフロンターレ生田。それに対して浦和も、中盤で厳しく、囲い込むようにして奪いにいきますが、フロンターレ生田は望月が奪い返し、前には行かせず。
11分には、その流れから、右の荒井から中央の夏目につながり、夏目のパスに、望月が右サイド、高い位置へ。望月がクロスを入れると、正面で髙越が競り、最後は川上がヘディングシュートを打ちますが、白川がセーブ。
フロンターレ生田は、中央で夏目や望月がボールをものにし、左サイドの吉田が下がり目で受け、そこから右に展開。浦和が奪っても、、すぐさま出口がカット。そこから中央に展開し、望月がミドルシュートを打つ場面につなげていきます。
浦和も、後ろから組み立てる姿勢を貫き、GKの白川から中盤の埜口へ縦パスをうまく通していきますが、フロンターレ生田は、コンパクトに。髙越や土肥も時には中盤まで下りて、プレスバック。
浦和がボールをつなぎ、テンポよく前に出る時間をつくっていきますが、對馬が1対1で強さを見せ、小村がエリア外をカバーするなどし、攻撃の芽をつんでいきます。
15分には、浦和、右サイドから正面へうまく持ち込んだ菊池がミドルシュート。しかし、小村がセーブ。
直後にはフロンターレ、中盤でボールをカット。縦パスを髙越がキープし、髙越から受けた川上が正面やや左へ持ち込みますが、浦和も森泉が粘り強くカバーしていきます。
飲水タイムをはさんで、18分には、フロンターレ生田、高越が荒井との連係からエリア右へ。しかし、浦和の守備に遭い、シュートは打てず。
浦和も、右サイド、児玉が高い位置へ。下がり目で受けた吉野が左サイドへ浮き球を供給。しかし、出口がカバー。
さらに浦和が時には森井が持ち上がり、そこから左サイド、福田が縦へ仕掛ける場面をつくっていきますが、フロンターレ生田は荒井が下がり目に下り、粘り強く対応。
22分には、エリア正面やや左、印出が抜け出しますが、對馬が粘り強く寄せていき、折り返しはサイドネットに。シュートは打たせずに、いい対応を続けていきます。
23分には、フロンターレ生田、最終ラインで渡邉がカット。その縦パスに、髙越が正面へ。髙越はループシュートを打ちますが、上に。
浦和も、直後には、埜口から印出と中央でつながり、印出のスルーパスに、菊池が正面へ動き出しますが、對馬がカバー。
フロンターレ生田も、對馬が前に持ち上がり、左サイド、開いた土肥へつなげ、土肥から中央の望月へ。望月や夏目がかかわって、自分たちで動かす時間をつくっていきます。
26分には、望月から左サイド、川上へ。川上から吉田とつながり、吉田はクロス。セカンドボールを拾った望月は右に展開。
浦和は奪うも、、ボールを奪い返したフロンターレ生田。右サイド、高い位置から望月が正面へ斜めのパスを入れると、髙越が抜け出して、エリア正面やや右へ。シュートを打ちますが、わずかに左。
しかし、高い位置でボールを奪いに行くことで、フロンターレ生田がチャンスをつくっていきます。
浦和も、野口や森井がかかわって、うまく間に通し、フロンターレ陣内で時間をつくっていきますが、フロンターレ生田は、吉田が厳しく、速い寄せを見せるなど、簡単には前には行かっせず。
28分には、児玉のパスに、菊池が右サイドの高い位置へ。しかし、對馬がカバー。
右コーナーキックとなり、野口が左足でボールを入れると、ニアで吉野がシュートを打ちますが、右にそれていきます。
フロンターレ生田も、小村や渡邉、對馬や夏目、望月がかかわり、右サイドでは出口や荒井が連係。左サイドでは川上、吉田が高い位置で時間をつくるなどしていきます。
浦和の攻めに対しても、正面、うまく間で受けた印出に対して、對馬が厳しく寄せていき、シュートは打たせずに対応。
浮き球に対しては、對馬がしっかり競り、チャンスはつくらせず。
前半は2-0でタイムアップとなります。
後半、フロンターレ生田は、メンバーはそのままに、前線には土肥、川上、右MFに髙越、左MFには荒井と位置を入れ替え。
一方の浦和は、GKが白川から81尾﨑孝太郎、右SBは吉野に代わり85中村純之介、前線の印出に代わり90松元咲人。
立ち上がり、浮き球を入れてくる浦和に対し、對馬がしっかり競り、セカンドボールを望月がもののしていくフロンターレ生田。
そこからいったん、左サイドの吉田へつなげ、そこから右へ展開。出口が右サイドからうまく中央を使い、前に持ち出すと、そのパスに、川上がエリア内へ。
最後は浦和の守りに遭い、シュートにまではいけませんでしたが、いいかたちをつくっていきます。
浦和も、前半と同様、最終ラインにGKの尾﨑もかかわって、組み立てを図りますが、フロンターレ生田は望月が中盤でカット。そこから左サイド、荒井につなげ、荒井が縦に仕掛け、折り返す場面をつくっていきます。
3分には、渡邉が持ち上がり、左サイド、裏を突くパス。荒井が受け、荒井からエリア外正面やや左、夏目につながり、夏目はミドルシュート。尾﨑のセーブに遭い、得点とはなりませんでしたがチャンスをつくっていきます。
浦和が高い位置でカットしても、望月や渡邉がカバー。マイボールにしていくフロンターレ生田。浦和が間に付けてくる場面では、夏目が位置取りよくボールを奪うなどしていきます。
5分には、望月から左サイド、吉田へ。吉田はエリア前に浮き球を入れていくと、これに荒井が迫りますが、浦和の守りに遭い、シュートまでは行けず。
6分には、右サイドでのスローイン、受けた出口が右サイドからクロスを入れると、諸王面へうまく抜け出した荒井がヘディングシュート。枠はとらえられませんでしたが、いい動き出しを見せ、チャンスをつくっていきます。
7分には、中央、うまく持ち上がった夏目がスルーパス。エリア右、髙越が塗絵k出し、シュートを打ちますが、上に。
浦和も、下がり目で松本が受け、右へ展開。最終ラインに戻し、細川が高い位置へ持ち出し、フィードを入れていきますが、吉田がカバー。吉田は荒井につなげていきます。
9分には、浦和が最終ライン、右に展開したところ、荒井がカット。荒井は一気にエリア左へ。ここは浦和の守りに遭うも、高い位置からの守備でチャンスをつくるフロンターレ。
前から連動して奪いにいく姿勢を見せ、中盤では夏目が奪うなど、うまく連係しながら、浦和に対応していきます。
11分には、中盤で望月がセカンドボールを拾い、右へ展開。出口がエリア正面やや右へ持ち込み、ミドルシュート。しかし、左にそれていきます。
浦和がボールを回す場面では、土肥や髙越も下がり目におり、プレスバックにいくなどしていくフロンターレ生田。左サイドでは吉田がカット。そこから荒井につなげ、自分たちでボールを動かす時間をつくっていきます。
しかし、15分には浦和。フロンターレ生田が、最終ラインでボールをつなげていくところ、エリア外正面やや右で菊池がカット。組み立てに加わっていた小村がエリア外に出ていたところを突いて、菊池はシュート。
これが決まり、2-1。浦和が1点をかえします。
飲水タイムをはさんで、フロンターレ生田は髙越に代わり7森本信路が入り、最終ラインは右から出口、對馬、吉田、森本に。ボランチは渡邉、望月、右MFに荒井、左MFに川上、前線には夏目、土肥に。
20分にはフロンターレ生田、下がり目で土肥がキープ。そこから望月や渡邉もかかわって、エリア前でボールを動かしていくと、最後は渡邉がスルーパス。
しかし、シュートには結びつかず。
浦和は22分、細川が傷んで外へ。再び93森泉が入り、右SB、中村が右のCBに。
23分には、左サイドから持ち込んだ浦和。福田から佐々木とつながり、佐々木がクロス。松元のヘディングシュートは枠をとらえますが、小村がセーブ。
浦和はさらに吉野に代わり94山﨑歩。
25分には、エリア正面やや右へ児玉がうまく持ち込み、シュートを打ちますが、小村がセーブ。
さらに浦和がうまく間にボールを入れ、松元がキープ。フロンターレ陣内で時間をつくっていきますが、對馬が粘り強く寄せていき、右サイドへ流れ、そこから正面へ松元が仕掛けてくる場面では、吉田が対応。
右サイドにフィードを入れてくる場面では森本がカバー。しっかり対応していきます。
29分には、浦和、中央で受けた山﨑が、いったん松元に預け、エリア外正面へ。ミドルシュートを打ちますが、左にそれていきます。
フロンターレ生田も、80分には川上や夏目が高い位置でプレス。ボールを奪い、夏目から受けた望月がエリア外正面へうまく持ち込んでミドルシュート。しかし、尾﨑がセーブ。
さらに渡邉や、夏目、左サイドの川上、中央の望月がかかわって、ボールを回していきますが、最後のところが合わず、シュートまではいけず。
それでもフロンターレ生田は、浦和がゴールに迫るところでは、對馬がカバーするなど、いい対応を続けていきます。
アディショナルタイムに入り、33分には渡邉から中央に寄った荒井とつながり、望月がスルーパス。正面へ土肥が動き出しますが、浦和のGK尾﨑がカバー。
攻めに転じた浦和は、正面で菊池がおさめ、左へ展開。福田が左サイドから正面へ仕掛けていきますが、渡邉や荒井が下がって、囲い込むようにして対応。
さらに下がり目で縦パスを収めた、松元から福田とつながり、福田から中盤で受けた山﨑は右に展開していきますが、森本がカバー。
守備でいい対応を続けて、試合はタイムアップ。2-1。
勝利したのはフロンターレ生田となりました。
前半2-0 後半0-1 計2-1
得点:髙越遼平、土肥瑠星(フロンターレ生田) 菊池大河(浦和)
フロンターレ生田の先発:50小村風人 3出口翔太 5渡邉拓眞 4對馬羽琉(c)17吉田琉海 6望月楓矢 8夏目瑛斗 14荒井瑞樹 13川上翔 15髙越遼平 9土肥瑠星
交代:髙越→7森本信路
浦和の先発:91白井龍平 93森泉迅 89細川泰斗 92森井琉生 82佐々木煌翔 95吉野登馬 87野口蒼太 80児玉樹吹 88福田誠人 78印出晴 79菊池大河
交代:白井→81尾﨑孝太郎 森泉→85中村純之介 印出→90松元咲人 吉野→94山﨑歩 細川→森泉
試合後には、20分1本の練習試合が行われ、フロンターレ生田は、GK51青木馨、最終ラインは右から6望月楓矢、4對馬羽琉、17吉田琉海、7森本信路、ボランチは5渡邉拓眞、8夏目瑛斗、右MF3出口翔太、左MF14荒井瑞樹、前線は15髙越遼平、9土肥瑠星というメンバーで臨み、3分に、右コーナーキックのこぼれ球に詰めた渡邉が決めて、1-0。13分には、川上翔が正面へ抜け出して、ゴールを決め、2-0。
2-0という結果で、練習試合を終えました。
前線の位置や、最終ライン、さらにはボランチを入れ替えるなど、ひとつの試合の中でもさまざまなポジションでプレーをする選手が多く、チームとしても、選手としても今後への可能性を探りながら、前に進んでいるのだ、と思わされました。
これからの試合や、プレーをとても楽しみにしています。
(文中敬称略)
This work is licensed under a Creative Commons Attribution-NonCommercial-NoDerivatives 4.0 International License.