フロンターレU18 – 前橋育英 / プリンスリーグ関東第9節


7月16日はJR高崎駅からレンタサイクルにまたがって、前橋育英高崎グラウンドへ。プリンスリーグ関東第8節で、ジェフユナイテッド市原・千葉U-18に3-0で勝利し、6勝1分け1敗、勝ち点19で首位に立った川崎フロンターレU-18。プリンスリーグ関東の前半戦最後の試合の第9節では、勝ち点16で3位に付ける前橋育英との試合に臨みました。

フロンターレにとっては日本クラブユース選手権前の最後の試合。前橋育英にとっても7月下旬に宮城県内で始まる高校総体前最後の試合であり、互いにいい形でリーグ戦の中断期間に入り、全国大会につなげたいところ。

【川崎フロンターレU-18 プリンスリーグ関東第9節 vs 前橋育英】
7月16日(日)午前11時キックオフ 前橋育英高崎グラウンド 曇り

フロンターレの先発はGK1早坂勇希、DFは右から5小川真輝、34高吉正真、3新井秀明、11デューク・カルロス、ボランチは10村田聖樹、ゲームキャプテンの15池谷祐輔、右MF37有田恵人、左MF24宮城天、トップ下13大曽根広汰、FW9山田新。7桝谷岳良、18宮代大聖はU-17日本代表に選ばれ、15日から行われている「国際ユースサッカー in 新潟」に出場しているため、不在。その一方でしばらく公式戦から離れていた村田が先発に戻ってきました。

前橋育英の先発は、GK12湯沢拓也、DFは右から16若月輝、2後藤田亘輝、5松田陸、15渡邊泰基、ボランチはキャプテンの14田部井涼、7塩澤隼人、右MF9田部井悠、左MF20五十嵐理人、FW24高橋尚紀、10飯島陸。アルビレックス新潟U-15出身の渡邊は先日新潟への加入内定が発表されたばかり。

太陽はうすい雲で覆われ日差しこそないものの、湿度が高く蒸し暑い気候の高崎グラウンド。多くのフロンターレのサポーターや両チームの選手の父兄が集まり、試合は始まりました。フロンターレは1分、左サイドの高い位置にデュークが抜け出し仕掛けてエリア内にボールを送ると大曽根がこれにダイレクトで反応。シュートを放つとこれがゴールネットを揺らします。1-0。フロンターレが最初のチャンスをものにしての先制点。

いきなり追いかける形となった前橋育英も2分には右から田部井悠がエリア内へ。しかし、デュークがよく戻ってシュートは打たせず。前橋育英はさらに田部井涼のパスに右サイドの高い位置に若月が抜け出してクロスを送ると、飯島がエリア内に抜け出しますが、新井がうまく寄せて最後はファールを受けてここもシュートにはつながらず。前橋育英はさらに後藤田や松田に塩澤がかかわって後ろからくみたてつつもサイドに正確なボールを送って起点をつくろうとしていきますが、フロンターレはこれにも対応していきます。

フロンターレもマイボールにすると攻め急ぐのではなく、新井や高吉に、村田や池谷が最終ラインまで下りてじっくりボールをまわしつつ、機を見て縦へパスを入れ、追加点を狙っていきます。6分には村田のパスに、右サイドの高い位置へ小川真輝が抜け出し、クロスを入れると有田が折り返しますが、GK湯沢がキャッチしてシュートにはつながらず。
さらに後ろからボールを回して縦へパスを入れ、大曽根がうまくこれを受けて右へ展開。有田からのパスにまたも右サイド高い位置に出た小川真輝が仕掛けていきますが、前橋育英も五十嵐が自陣まで戻ってこれにしっかり対応。シュートにはここもつながらず。

フロンターレはさらに小川真輝やデュークが高い位置まで上がり、攻勢に。前橋育英は高橋が前線から中盤にプレスをかけていきますが、池谷や村田が落ち着いてこれをいなすようにボールを回していきます。11分には小川真輝の浮き球のパスに、エリア右へ山田が抜け出しますが、シュートはぶろっく。さらに前線で山田がマイボールにして仕掛けていくとファールをエリア外右で受け、これで得たフリーキック小川真輝がエリア内へボールを入れてきますが、前橋育英もこれをしっかり跳ね返してシュートには結びつかず。

直後には前橋育英も左から五十嵐が抜け出して仕掛けていくもフロンターレは大曽根が自陣まで戻ってこれに対処する切り替えの良さ。

14分にはフロンターレ、村田が前へ持ち上がり、小川真輝へパスを出すと小川が右サイドからエリア前に斜めに入っていく動きを見せ、縦へパスを入れ、受けた大曽根からエリア左へパスを出すと宮城がうまく抜け出しますが、シュートはブロック。さらにフロンターレはコーナーキックのセカンドボールを池谷が拾い、左へ展開すると前に残っていた小川真輝が抜け出しますが、これは惜しくもオフサイド。

フロンターレの攻めを受けながら追加点を許さなかった前橋育英も、飯島が時には中盤までおりて塩澤や田部井涼とかかわって中央から組み立て。渡邊が左サイドの高い位置に出るなどして、こちらも打開を図っていきます。16分には田部井悠の縦パスに、エリア右へ飯島が抜け出しますが村田が寄せてシュートには結びつかせず。さらに松田のフィードに左サイドの五十嵐が抜け出し、エリアへ仕掛けていきますが、フロンターレは小川真輝や有田が強く寄せ、17分には飯島がエリア右へ抜け出していきますが、デュークが寄せてシュートには至らず。さらに左サイドでスローインを得ると、渡邊のロングスローからゴールを前橋育英は狙っていきますが、新井らがクリア。

フロンターレも前にボールを出すと、山田がエリア前右に。しかし、シュートは左へ。最終ラインの松田や後藤田が精度の高いフィードを出してくるのが印象的だった前半。前橋育英は22分にも松田のフィードに左サイドの高い位置へ、五十嵐が抜け出してきますが、小川真輝がしっかり寄せボールを奪う好守。気温が上がったため、この日最初の給水タイムとなり、試合はしばしの中断。

「しっかり。もう1回いこう! もう1回いこう!」。早坂がそう声をかけながら始まった給水タイム明けのプレー。前橋育英は渡邊のロングスローがエリア内に。しかし、フロンターレは池谷がしっかり跳ね返し、シュートにはつなげさせず。前橋育英は最終ラインでボールをまわしつつも、田部井涼や塩澤がよく縦へパスを入れて攻勢を強めていきますが、フロンターレも池谷が中盤でよくボールを奪い、切り替えよく山田へパスを入れるなどしていきます。

26分には渡邊の左サイドの高い位置からのクロスがエリア内へ。しかし、新井がクリア。28分には高橋がうまく前を向いてエリア前へ仕掛け、そのパスに飯島がエリア右へ抜け出していきますが、新井が粘り強く対応。前橋育英はセカンドボールを拾って左から五十嵐がクロスを入れてくるも早坂がキャッチ。さらに渡邊が左クロスを入れるも、デュークがクリア。

フロンターレも池谷がボールをカットして右へ展開。有田が抜け出して仕掛け、リターンを受けた小川真輝がクロスを入れるもこれはシュートには結びつかず。さらに小川真輝が高い位置に持ち上がり、エリア左へ浮き球を入れると宮城が抜け出しうまくボールを納めますが、これはオフサイドに。前橋育英も前に出てくる小川真輝の裏をつくように後藤田のフィードに渡邊が高い位置へ抜け出し、五十嵐との連係から攻勢に出るも、高吉や新井がよく対応。ここから前橋育英の時間帯が続き、さらにカウンターへ。高橋から右へ展開すると田部井悠が抜け出すも、ファーの五十嵐を狙ったクロスは早坂がキャッチ。

若月の右クロスには新井がエリア内でしっかり対応し、エリア前からの塩澤の縦へのパスは小川真輝がよくカット。攻められながらも良い守りを見せていたフロンターレでしたが、42分、塩澤のエリア内へのパスにうまく抜け出したのは高橋。右足を振り抜くとこれがゴールの中へ。1-1。試合は振り出しに。

さらに両サイドを起点に攻めを強める前橋育英は44分には五十嵐がエリア左へ抜け出し、倒れるもこれはファールを誘ったプレーという判定。五十嵐にはイエローカードが提示されます。

ロスタイムにはフロンターレも村田のパスが右サイド高い位置へ。有田が抜け出しクロスを入れると、エリア内で山田が受けますが、前橋育英の寄せが速くシュートにはつながらず。前半は1-1でタイムアップとなります。

後半立ち上がりには前橋育英、田部井悠が右サイドの高い位置へ抜け出してシュートに持ち込むもこれは左に。フロンターレは池谷や村田が縦へパスを入れながら勝ち越し点をねらいに。2分には右サイドから有田が入れたボール、左サイドで宮城が拾ってうまく切り返しシュート。しかし、前橋育英のブロックで枠はとらえられず。さらにエリア右、山田が抜け出しますがシュートはここもブロックに。5分には前橋育英の最終ラインのパスを山田がカットして1対1という場面をつくりますが、湯沢がねばり強く対応してシュートを打たれる前にボールを奪い取る好守。絶好の場面でしたが、勝ち越しゴールには結びつけることはできません。

前橋育英も高橋が渡邊のクロスや中盤まで下りて縦へパスを入れる飯島を起点にシュートに持ち込んでいきますが、早坂がしっかりキャッチ。

フロンターレは9分には右サイドから攻勢に出て、エリア前の大曽根のパスに、左サイドの高い位置へデュークが抜け出してシュートに持ち込むもこれはうまくミートすることができずに枠外。それでも非常に蒸し暑い中、攻守に切り替えの良さを出していき、前橋育英の田部井涼や塩澤が中盤でよくボールを回していくのに対して、フロンターレも村田や池谷が対抗。

10分には前橋育英は五十嵐に代わって28近藤友喜が入り右MFに。田部井悠は左MFに。11分には田部井涼がエリア前でボールをカットして、エリア内へラストパスを出していきますが、高吉がうまくカットしてシュートには結びつかせず。15分には大曽根が高い位置でマイボールにして右へ展開。山田がまたもエリア内へ抜け出しますが、前橋育英の選手の戻りも速く最後はGK湯沢がキャッチ。互いにせめぎ合う場面が続いていきます。

フロンターレは15分には有田に代わって27森璃太がピッチへ。本来はSBの森璃太が右MFに入ります。前橋育英も若月に代わって3角田涼太朗が入り、最終ラインは右から後藤田、松田、角田、渡邊に。フロンターレは16分過ぎにはややパスがずれて相手ボールになる場面が続いていきますが、左サイドからの田部井悠の仕掛けに対しては小川真輝がねばり強く対応して、シュートには結びつかせず。しのいでいきます。

前橋育英は21分、飯島に代わって11室井彗佑がFWに。

22分にはフロンターレ、村田から右へ展開。森が抜け出し右サイドの高い位置から折り返して、大曽根と山田がこれに飛び出しますが、さわることはできず。さらに宮城が左サイドでマイボールにして、ボールをキープ。駆け上がったデュークがそのパスに抜け出し、エリア左からシュートを打ちますがこれはGK湯沢の正面。

給水タイムを挟んで前橋育英はラインを高く保ってコンパクトに。26分には田部井涼のパスにエリア右、近藤が抜け出すもデュークがよく戻りシュートには持ち込ませず。フロンターレも村田から大曽根とつないで右へ展開。森璃太が高い位置から仕掛けてよく折り返しますが誰もさわることはできず。ボールは左へ流れていきます。

28分には最終ラインでボールを回してくる前橋育英に対して、山田が高い位置でマイボールに。エリア前へ迫りますが、後藤田がうまくボールを奪い取る好守。さらに宮城が左サイドでボールをカットしてエリア左へ仕掛けていきますが、ここも後藤田に阻まれてシュートには結びつけられず。さらにデュークが縦へボールを入れて、いったん預けたところからエリア内へ飛び出しますが、GK湯沢が前に出てシュートには至らず。

前橋育英は32分には高橋に代えて13宮崎鴻がFWに。渡邊が高い位置に抜け出して、クロスを入れてきますが池谷がエリア内まで戻ってこれをクリア。さらに35分には室井が縦へ仕掛けて左へ展開。最後はエリア右へ田部井悠が抜け出していきますが、デュークが寄せる好対応。さらに左から田部井悠がうまく切り返してクロスを入れてきますが高吉が頭でこれをクリア。守勢の場面が続いていきますが、いい対応を見せていきます。

37分にはフロンターレは山田に代わって30山内日向汰が入りボランチに。村田が左MF、宮城はFWとなります。38分にはエリア前で宮崎がカットしてパスを出すと近藤がエリア右へ抜け出しますが、早坂がよく飛び出してシュートにはつなげさせず。さらにエリア前でボールを受けた室井のシュートが枠をとらえますが、早坂がしっかりキャッチ。思い切りの良さと落ち着いた判断で、よく対応していきます。

フロンターレも41分には池谷がボールを持ち上がって左へ展開。大曽根が抜け出していきますが、前橋育英は角田がボールをうまくカット。42分には前橋育英は田部井悠に代わって33高田光輝がピッチに。右MFが近藤、左MFは室井、FWは高田と宮崎となります。

44分にはフロンターレ、高吉がボールを奪って縦へパスを入れると、受けた山内がうまく前を向いてエリア内へスルーパス。宮城がうまく松田と角田の間へ抜け出していく絶好機を迎えますが、シュートは左へ。さらに池谷がセカンドボールを拾って左サイドの高い位置へ浮き球を出すと、デュークが抜け出しますが前橋育英は角田が1対1の強さを見せてシュートには結びつかず。前橋育英も近藤から右へ展開すると、後藤田が高い位置へ抜け出していきますがデュークがよく戻ってシュートにはつなげさせず。

互いに守備での良さが光った試合はタイムアップ。1-1。勝ち点1を分け合うことになりました。

前半1-1 後半0-0 計1-1
得点:大曽根広汰(川崎)高橋尚紀(前橋育英)

フロンターレの先発:1早坂勇希、5小川真輝、34高吉正真、3新井秀明、11デューク・カルロス、10村田聖樹、15池谷祐輔(c)、37有田恵人、24宮城天、13大曽根広汰、9山田新
交代:有田→27森璃太 山田→30山内日向汰
控え:19野口照瑛 2養日幹大 4伊従啓太郎 23島崎元 26横田大祐 35中島大成 36黒川海翔

前橋育英の先発:12湯沢拓也、16若月輝、2後藤田亘輝、5松田陸、15渡邊泰基、14田部井涼(c)、7塩澤隼人、9田部井悠、20五十嵐理人、24高橋尚紀、10飯島陸
交代:五十嵐→28近藤友喜 若月→3角田涼太朗 飯島→11室井彗 高橋→13宮崎鴻 田部井悠→33高田光輝

フロンターレはプリンスリーグ関東第9節を終えて6勝2分け1敗、勝ち点20。得点17、失点7、得失点差+10。首位でリーグ戦の前半を折り返すことになりました。7月23日からは日本クラブユース選手権が始まります。この日のように守備でのねばり強さと、リーグ戦でたびたび見せていたようなチャンスをものにする勝負強さを発揮して、すばらしい結果を残すことを期待しています。

(文中敬称略)
写真はかんちさんから多くをいただきました。ありがとうございます!

試合を前にした選手たち
早坂勇希選手
養日幹大選手
アップをする選手たち
久しぶりの出場となった村田聖樹選手
野口照瑛選手
試合を前にサポーターのもとへ
前節のジェフ千葉戦に続いてゲームキャプテンを務めた池谷祐輔選手
いざ試合へ
タッチをかわす選手たち

山田新選手
早坂勇希選手
試合開始早々にゴールを決めた大曽根広汰選手

次々に選手たちが駆け寄る
高吉正真選手
有田恵人選手
池谷祐輔選手
小川真輝選手
早坂勇希選手
高吉正真選手
村田聖樹選手
山田新選手
有田恵人選手
デューク・カルロス選手
有田恵人選手
小川真輝選手
新井秀明選手
池谷祐輔選手
早坂勇希選手
新井秀明選手
早坂勇希選手
小川真輝選手
コーナーキックに備える選手たち
有田恵人選手

有田恵人選手
池谷祐輔選手
小川真輝選手
デューク・カルロス選手
新井秀明選手
高吉正真選手
前半は1-1

横田大祐選手
黒川海翔選手
伊従啓太郎選手
養日幹大選手
中島大成選手
島崎元選手
後半へ
GK、DF、ボランチで最後に集中を高める
村田聖樹選手
山田新選手
宮城天選手
宮城天選手
デューク・カルロス選手
山田新選手
決定機を迎えたが阻まれてしまう
大曽根広汰選手
宮城天選手
山田新選手
大曽根広汰選手
高吉正真選手
宮城天選手
村田聖樹選手
池谷祐輔選手

大曽根広汰選手
宮城天選手
森璃太選手
新井秀明選手
気温が上がったため前後半それぞれに給水タイムが入った
右サイドを突破する森璃太選手
山田新選手
山内日向汰選手
池谷祐輔選手
高吉正真選手

山内日向汰選手
デューク・カルロス選手
デューク・カルロス選手
1-1でタイムアップ
家族やサポーターのもとへ
リーグ戦は中断。23日からクラブユース選手権が始まる

CC BY-NC-ND 4.0 This work is licensed under a Creative Commons Attribution-NonCommercial-NoDerivatives 4.0 International License.

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