鶴見東FC戦を9-0で勝利し、2018年の初戦を白星でスタートさせた川崎フロンターレU-12。1月13日、東住吉小学校では、日産カップ争奪神奈川県少年サッカー選手権ブロック大会の1回戦に続いて2回戦が行われ、フロンターレは横浜北YMCAとの試合に臨みました。
【川崎フロンターレU-12 日産カップ争奪神奈川県少年サッカー選手権(高学年の部)ブロック大会2回戦】
1月13日(土)午後0時45分キックオフ 晴れ 東住吉小学校 8人制 20分ハーフ
フロンターレの先発はGK33菊池悠斗、最終ラインは2伊藤颯飛、キャプテンの5由井航太、中盤は6前野康成、11志村海里、右は13岡野一恭平、左は7深澤陽太、前線は10名賀海月。
1回戦と同様に青天のなか、始まった試合。フロンターレは立ち上がりから伊藤が攻撃参加するなど、ポジションを入れ換えながら押し込んでいきます。2分には前野、志村とつないで右へ展開。岡野一が高い位置から折り返すも、クリア。さらに深澤の左クロスにエリア内へうまく名賀が抜け出しますが、オフサイド。
高い位置で時にはセンターラインより前に由井や伊藤が上がってさらに攻めていくと、3分志村がエリア前で倒されて得たフリーキック、名賀が直接狙ったこぼれ球を深澤が押し込み、1-0。先制点はフロンターレへ。
フロンターレは菊池や伊藤、由井、前野や志村もかかわってパスを回し、さらにゴールをうかがっていきます。岡野一がうまく右サイドを突破しシュートを打つなどしていきます。5分には右コーナーキック、深澤が左足でボールを入れるとニアで由井が右足で合わせますが、シュートは右へ。
ボールを失ってもフォローが速く、高い位置で由井がボールをカットしそこから前へ出ていくなど、切り替えよく守備から攻撃へつなげていくフロンターレ。左サイドの高い位置から深澤がミドルシュートを打つなど、揺さぶっていきます。
8分には由井から左サイドへ流れた名賀へ。名賀からのパスにエリア左へ抜け出した深澤がシュートを打つもGK1が止め、追加点とはならず。10分には前野の浮き球に名賀がエリア内へ抜けるもGK1の好守でゴールネットを揺らすには至らず。12分にも深澤のパスにエリア左へ名賀がまたも抜け出しますが、ここでもK1がよく反応。
14分には前野と名賀がサイドへ流れてうまく横浜北YMCAの選手を引き付け、空いたスペースを岡野一が突破し、エリア右へ。シュートに持ち込むもGK1が弾きながらも反応。これで得たコーナーキックのこぼれ球を深澤が拾い、さらに攻撃へつなげていくと、右から名賀が仕掛けて放ったシュートはいったんはGK1に止められるも最後は横浜北YMCAの選手が処理しきれずゴールの中へ決まって、2-0。オウンゴールで追加点となります。
直後には由井の縦パスから名賀へ。志村がエリア前からシュートを打つもブロック。さらに深澤が拾ってシュートを打つも横浜北YMCAの選手も体をよく張り、またもブロック。それでも18分、フロンターレは前野、志村と中央で縦パスを入れ、右へ。岡野一がエリア右へ抜け出し、最後はエリア左から名賀が決めて、3-0。
フロンターレは志村が名賀のパスに抜け出てシュートを打ったり、名賀の左コーナーキックに深澤が合わせたりと、追加点にはならずともさらにゴールをおびやかし、流れを渡さずに前半は3-0でタイムアップとなります。
後半、フロンターレはGKは1畠山泰輔、最終ラインは伊藤、3藤野心魂、中盤は前野、右サイドは4相ヶ瀬亮太、左サイドは深澤、前線にはやや下がり目に8田中陸人、その前に9尾川丈と5人を入れ換えてのスタート。立ち上がりには、人数をかけてLINEを上げて押し込んでいくと、尾川が左へ抜け出しリターンを受けた藤野がシュート。さらにこぼれ球を拾って深澤がエリア前からシュートを打ちますが、GK1が対応。
さらに伊藤や藤野が縦へよくパスを入れてそこから攻撃へつなげていくフロンターレ。前野や田中もよくボールに触り、組み立てていきます。3分には尾川から右へ展開。相ヶ瀬にいったん預けて再び受けた尾川が仕掛けてシュートを打つもブロック。
藤野が前へ上がり、最終ラインに田中が下がるなどポジションチェンジも交え、高い位置で横浜北YMCAがボールカットしても伊藤がすばやくカバーをするなど、切り替えよくプレーを続けていきます。
フロンターレは7分、深澤に代わり14永田滉太朗が左へ。
9分には永田が左から仕掛けてリターンを受けた尾川がエリア正面からシュートを打つとボールはゴールの中へ。4-0。
伊藤がボールをカットしシュートを打つなど、高い位置でのプレーを続けていくと、10分には永田が左サイドを仕掛けて、エリア正面へボールが出ると、前野がミドルシュート。GK1も反応しきれない見事なゴールとなって5-0。突き放します。
12分には畠山がボールを前へ送ったところからカウンターに。尾川から右へ展開すると、抜け出した相ヶ瀬が前へ運んでGKもかわし、シュートを放ち、これも決まって6-0。攻守の切り替えの良さが実った形でさらに突き放します。
フロンターレは永田が左サイドの高い位置へよく抜け出し、藤野からパスを受けるなど起点に。積極的にクロスを入れてさらにゴールへつなげようとしていきます。13分には藤野がボールをカットし一気に前へ。シュートを打つも右へ。さらに相ヶ瀬、前野とパスを回し、前野のパスにエリア前へ田中が抜け出るもGK1が前へ出てシュートは打てず。
横浜北YMCAも直後には14がボールをカットしエリア前へ抜け出るもフロンターレは前線から戻った尾川がボールを奪い返し、シュートは打たせず。すばやく切り替えて、藤野から左へパスが出て、永田がクロスを入れるとこぼれ球を拾った尾川がシュートを打つもGK1の正面。
永田が自陣まで戻ってボールを取り返すなど、横浜北YMCAに流れを渡さずにさらにゴールを狙っていくフロンターレ。永田がポストを叩くシュートを打ったり、相ヶ瀬がループシュートを打つなど最後まで攻め続けて試合はタイムアップ。6-0で勝ち進むことになりました。
前半3-0 後半3-0 計6-0
得点:深澤陽太、オウンゴール、名賀海月、尾川丈、前野康成、相ヶ瀬亮太
フロンターレの先発:33菊池悠斗、2伊藤颯飛、5由井航太(c)、6前野康成、11志村海里、13岡野一恭平、7深澤陽太、10名賀海月
交代:菊池→1畠山泰輔 由井→3藤野心魂 志村→8田中陸人 岡野一→4相ヶ瀬亮太 名賀→9尾川丈 深澤→14永田滉太朗
FWの岡野一が右サイドでプレーをしたり、右サイドの尾川が前線へ入ったりするなど、これまであまり見ることのなかったポジションに入り、それぞれよく攻守にかかわったことが印象的で、大会を通して、また新しい一面が見られるのでは、という楽しみの広がる試合となりました。
日産カップには低学年の部にフロンターレU-10が出場しており、こちらも1、2回戦を勝利。U-12もU-10も21日にそれぞれ中央大会進出を懸けて、ブロック大会の最終日に臨みます。
(文中敬称略)
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