10月13日は東武東上線北坂戸駅から歩いて30分ほどの坂戸市総合運動公園第一多目的運動場へ。関東ユース(U-13)サッカーリーグは第11節を迎え、川崎フロンターレU-13は坂戸ディプロマッツとの試合に臨みました。
【川崎フロンターレU-13 関東ユース(U-13)サッカーリーグ2部Cブロック第11節 vs 坂戸ディプロマッツ】
10月13日(土)午前10時57分キックオフ 坂戸市総合運動公園第一多目的運動場 くもり 30分ハーフ
フロンターレは第6節の田口FA戦以降を2勝1分け1敗、10試合を終え、6勝3分け1敗。先発は、GK50新渕七輝、最終ラインは右から5栁沼俊太、4由井航太、2江原叡志、3深澤陽太、ボランチは15藤野心魂、7尾川丈、右MF11岡野一恭平、左MF20中原章雅、FW17髙橋宗杜、9岡崎寅太郎。
太陽は雲に隠れ、少し肌寒さも感じる坂戸市総合運動公園第一多目的広場。両チームの選手の家族らが見つめるなか、試合は始まりました。
フロンターレは1分、右サイドの高い位置へ岡崎が流れ、攻勢に。右サイド、岡野一が浮き球をエリア前に入れると、これを髙橋宗杜がおさめ、シュート。GK22に阻まれましたが、ゴールに迫っての立ち上がりに。さらに岡崎が左サイドからエリア右へ仕掛け、ゴール右へ。ここでも坂戸のGK22らが粘り強く守り、得点とはなりませんでしたが、立て続けにチャンスをつくりだしていきます。
3分にはエリア外左でフリーキックを得ると、深澤が左足で入れたボール、ニアで競り、最後はゴール前に髙橋宗杜が迫るもGK22がセーブ。
坂戸も5分には、フロンターレが後ろから組み立てを図るところを狙い、25が奪い、ゴールへ向かっていきますが、江原がボールを奪い返し、シュートにはつなげさせず。フロンターレはそこから攻撃へつなげ、髙橋宗杜が中盤に下り、そのパスから岡野一がエリア前へ、岡野一のパスにエリア右へ岡崎が抜け出すもGK22がブロック。
右コーナーキックとなり、深澤がボールを入れると、こぼれ球を髙橋宗杜がエリア外正面で拾い、受けた江原から右に展開。深澤の左クロスに岡崎がエリア内、合わすもオフサイド。そこから坂戸はすばやくリスタートし、4が左サイドの高い位置へ迫りますが、岡野一が戻り、マイボールに。13分にはエリア右へ25が抜け出すも、江原がうまく体を入れ、シュートは打たせず。攻める場面が続くなかで、守備への切り替えの良さも出していきます。
14分には、新渕のフィードを髙橋宗杜が競り、岡崎がエリア前に抜け出し、1対1に。エリア右に持ち込んでシュートを打つも惜しくも左へ。
フロンターレは、藤野や尾川に、岡野一や中原も時折かかわり、中央でボールを回しながら、それぞれが前に。深澤や栁沼も機を見て、高い位置へ上がっていきます。
15分には藤野の縦パスに、エリア左へ抜け出した中原がうまく前を向き、シュートを打つも、GK22がセーブ。直後には坂戸、左サイドから18、4とつなぎ、4が左クロスを上げ、右へ流れたボールを拾って、ゴール前に迫るも、フロンターレはここでも切り替えの良さを見せ、人をかけての守りでシュートは打たせず。
しのいだフロンターレは、尾川の縦パスにエリア内へ髙橋宗杜が抜け出したり、岡野一との連係から、栁沼が右サイドの高い位置へ上がり、浮き球のパスに、中原が左サイドからエリア右へ斜めに動き出し、ボールをおさめるなど、流動的な動きも見せながら、ゴールに迫っていきます。
21分右サイドの岡野一を起点に、ゴールに迫っていくフロンターレ。ラインを高め人をかけて攻めていくと、最後はエリア外やや左から藤野が放ったミドルシュートがゴール右へ決まり、1-0。先制点はフロンターレへ。
フロンターレは、さらに江原のフィードに藤野がゴール前に抜け出したり、由井がエリア右に動き出す岡崎を狙い、縦パスを入れるなど、最終ラインからも攻撃へつなげるパスを出し、追加点を狙っていきます。
23分には、藤野の縦パスのこぼれ球を、エリア正面でおさめた髙橋宗杜がシュート。GK22に阻まれ、さらに右クロスを入れると、エリア正面で岡崎がシュートを打つも、坂戸の粘り強い守りで、ゴールとはならず。
フロンターレは、由井が右サイド、高い位置へ抜け出した岡野一へ縦パスを入れるなどして、さらに攻撃へ。坂戸にボールがわたっても、岡崎や髙橋宗杜、岡野一らが連動して前からプレスをかけ、そこからマイボールにしていきます。
27分には、エリア外左で岡崎がボールをものに。パスを受けた髙橋宗杜がエリア正面でゴール右を狙い、シュートを打ちますが、GK22が好セーブを見せ、ゴールとはならず。さらに29分には、藤野の浮き球のパスにエリア左へ岡崎が抜け出し、シュート。右へ外れましたが、攻める姿勢を見せ続けて、前半はタイムアップ。1-0でハーフタイムとなります。
後半、立ち上がりから、ラインを高め、深澤が左サイドの高い位置へ中原を走らせるパスを入れるなど、前に出ていくフロンターレ。坂戸にボールが渡っても高い位置から連動してプレスをかけたり、髙橋宗杜が中原と挟み込むようにして、ボールを奪い返したりするなどし、流れをものに。尾川がボールを預け、そこからエリア外右へ顔を出したりするなど、攻めに厚みを持たせようとしていきます。
4分には、中央で岡崎、髙橋宗杜とつなぎ、エリア右へ展開。岡野一がシュートを打つも右へ。坂戸は25が左サイドへ流れ、起点になろうとしていきますが、岡野一がうまく体を入れ、前を向かせず。守備でも好プレーを重ねていきます。
5分には左サイドから攻勢に出たフロンターレ。中原がエリア左からシュートを打つと、ボールはクロスバーへ。エリア右へこぼれたボールに詰めた髙橋宗杜がシュートを打つと、これが決まり、2-0。
直後にはさらにフロンターレ、藤野の縦パスから右コーナーキックを得ると、右から髙橋宗杜が右足で入れたボール、藤野が合わせ、こぼれ球に岡崎が詰めるもGK22がセーブ。
9分にはセカンドボールを拾い、右へ展開。岡崎がゴールに向かって仕掛け、ボールを受けた岡野一の、リターンを受けた髙橋宗杜がゴール正面でシュートを打つも上に。追加点とはなりませんでしたが、うまく連係して、チャンスをつくりだしていきます。
フロンターレは、尾川や藤野が坂戸の選手をうまくかわして中央でボールを前に運び、深澤や栁沼も高い位置へ。由井や江原が坂戸の陣内にも入り、セカンドボールへの寄せも速く、そこから中原の左クロスにつなげるなどしていきます。
13分には髙橋宗杜がボールをうまくおさめ、エリア外右へ。岡野一がシュートを打つも右へ。さらに岡野一の縦パスにエリア右へ抜け出した岡崎がシュートを打つもブロック。ゴールへ迫り続けていくと、16分、深澤がエリア外正面やや左でボールを拾い、ミドルシュート。こぼれ球を拾った髙橋宗杜のシュートはクロスバーに阻まれるも、最後は岡崎が決め、3-0。
直後にはさらに尾川のパスを、中央に寄って受けた岡野一から右へ。栁沼の右クロスに、岡崎が合わせようとするもGK22がセーブ。
坂戸も32が右サイドの高い位置へ抜け出すも、深澤や江原が囲い込むようにして対応。エリア前では由井がカバーし、攻撃の芽を摘んでいきます。
20分には岡野一の縦パスから左での攻めに。深澤の縦パスから中原が高い位置へ。クロスを入れると、エリア内で髙橋宗杜がボールをおさめ、シュート。これが決まり、4-0。突き放します。
22分には尾川のパスにエリア右へ藤野が抜け出し、右コーナーキックに。髙橋宗杜がニアに入れたボールを由井が拾い、再び右へ展開すると、髙橋宗杜の右クロスに岡崎が迫り、GK22がセーブしようとするも、ボールをつかみきれずにゴールの中へ。5-0。オウンゴールを誘い、さらに突き放します。
フロンターレは、深澤がエリア左へ上がり、そのパスにエリア右へ岡崎が抜け出し、シュートを打ったり、岡野一が右サイドからエリア前に斜めに仕掛け、シュートに持ち込んだり、さらにゴールを狙いに。
26分には、岡崎に代わり10田中陸人が入り、中原が前線へ。28分には、坂戸、左サイドから攻勢に出ると、パスを受けた32がうまくエリア前に抜け出し、1対1に。シュートを決めて、5-1となります。
1点を返されたフロンターレは、江原が右SBに移り、栁沼がCBへ。髙橋宗杜がうまく前を向き、由井が高い位置にも顔00出し、エリア右へ江原が抜け出すなどしていきます。30分にはパス交換からエリア外右へ上がった江原がミドルシュートを打つも左へ。試合はここでタイムアップとなり、5-1。フロンターレが勝利をおさめました。
前半1-0 後半4-1 計5-1
得点:藤野心魂、髙橋宗杜2、岡崎寅太郎、オウンゴール
フロンターレの先発:50新渕七輝、5栁沼俊太、4由井航太、2江原叡志、3深澤陽太、15藤野心魂、7尾川丈、11岡野一恭平、20中原章雅、17髙橋宗杜、9岡崎寅太郎
交代:岡崎→10田中陸人
控え:33濱﨑知康 13伊藤颯飛 14志村海里
選手それぞれのボール扱いや体の使い方のうまさなどが増しているように思えるフロンターレの選手たち。最後まで攻守に献身的なプレーを重ねていくことも心に残る、これからがますます楽しみとなる試合となりました。
(文中敬称略)
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