10月23日は等々力へ。川崎市の小学生高学年年代が競う松村杯は最終日。3回戦と準々決勝を勝利した川崎フロンターレU-12は準決勝で久本SCと対戦しました。
【川崎フロンターレU-12 第35回松村杯PUMAカップ争奪秋季少年少女サッカー大会・少年の部準決勝vs久本SC】
10月23日(日)午前10時22分キックオフ 等々力運動広場 晴れ 11人制 20分ハーフ
対戦相手の久本SCとは春の斎藤旗準々決勝でも対戦し、2点を先行される苦しい展開をひっくり返して4-2で勝利をおさめています。
フロンターレの先発はGK19長田澪、DFは右から3松長根悠仁、5高井幸大、7塩澤延有、ボランチ4戸田将、10城田優、右MF8茅野直希、左MF6北村健、前線には9松尾凛久を頂点に18名賀海月、11山下陽生
試合は立ち上がりからフロンターレが仕掛けます。2分には北村がドリブルで前へ出て左の高い位置からクロスを上げるとニアで松尾が触ってボールはゴールの中へ。1-0。先制点はフロンターレへ。さらに直後には松尾が右から仕掛け、最後は名賀が抜け出してゴールネットを揺らしますがこれはオフサイド。フロンターレはいい距離感でボールを回し、さらに攻勢に。戸田も前へ積極的に出て攻撃に厚みを加えていきます。
8分には長田がゴールキックを蹴るとこのボールに名賀が抜け出してGK1番と1対1に。これを制した名賀がゴールへ流し込み2-0。突き放したフロンターレの選手たちはボールを拾い上げてセンターサークルへ。「前から行こう」。長田が最終ラインから声をかけてさらに点を狙っていきます。
戸田が最終ラインまで下りて長田も積極的に前へ出て組み立てに加わり、ゴールをさらにうかがうフロンターレ、ボールを奪われても名賀が切り替え速く奪い返すなどして相手に流れを渡さずに試合を進めると、11分には名賀のパスに松尾が抜け出してゴールネットを揺らし3-0。
久本SCも13分には右から8番が抜け出してシュートを打つも上へ。さらに両サイドから攻勢に出ますが松長根の体を張った守備などもあって決定的な形はつくらせず。18分にはエリア前右から8番が直接フリーキックで狙っていきますが、長田がキャッチ。前半は3-0でタイムアップとなります。
後半は城田に代わり24田中陸人が入り、最終ラインは右から山下、高井、松長根、塩澤、ボランチは茅野と戸田、右MFに名賀、左MFに北村、トップ下に田中、FWは松尾。
立ち上がりから最終ラインを高く上げ久本SCも反撃に。コーナーキックなどから1点を返そうとしてきますが、フロンターレも長田や松長根、高井らが体を張ってしのいでいきます。
フロンターレも10分には戸田がボールを奪いパスを出すと松尾が抜け出しますがオフサイド。さらに、11分にも松尾がやはり戸田のパスにエリア外左へ抜け出しますがこれもまたオフサイド。久本SCの最終ラインの前になかなか攻撃の起点をつくることはできず。12分にはコーナーキックを得ると長田もエリア前へ上がり高さを加えると、茅野が右から入れたボールに松長根が合わせますが枠はとらえられず。
13分には田中がパス交換から前へ出ますがシュートにはつなげられず。さらに塩澤もドリブルで仕掛けて前へ出ますが折り返しは久本SCがクリア。久本SCもスピードのある21番を起点にフロンターレのゴールへ迫るも高井らがしっかり守っていきます。
16分にはフロンターレ、右の裏のスペースへ松尾が抜け出て戻したボール、塩澤が受けて最後は茅野がミドルシュートを打つも上に。後半はこのままタイムアップ。3-0でフロンターレが決勝へ進むことになりました。
前半3-0 後半0-0 計3-0
得点:松尾凛久2 名賀海月
フロンターレの先発:19長田澪、3松長根悠仁、5高井幸大、7塩澤延有、4戸田将、10城田優、8茅野直希、6北村健、9松尾凛久、18名賀海月、山下陽生
交代:城田→24田中陸人
【川崎フロンターレU-12 第35回松村杯PUMAカップ争奪秋季少年少女サッカー大会・少年の部決勝vs中野島FC】
10月23日(日)午後2時44分キックオフ 等々力陸上競技場 くもり
決勝の舞台は等々力陸上競技場。前日にフロンターレのトップチームが森谷賢太郎の美しいゴールなどでサンフレッチェ広島を2-0で下した興奮もまだどこかに漂っているよう。
少女の部では3位決定戦で幸チェリーズが南百合丘SCを3-0で下し、決勝ではAC等々力マーメイドが1-0でエンジョイSCラガッツァとの接戦を制して優勝。少年の部の3位決定戦は久本SCが2-1でリバーFCに勝利。
決勝はフロンターレと、リバーFCとの準決勝を試合終了間際の逆転劇で2-1で制した中野島FCの顔合わせとなりました。
フロンターレの先発はGK19長田澪、DFは右から3松長根悠仁、キャプテン5高井幸大、7塩澤延有、ボランチ4戸田将、10城田優、右MF8茅野直希、左MF6北村健、前線には9松尾凛久を頂点に18名賀海月、11山下陽生。準決勝と同じメンバーが名前をつらねました。
午前中に比べてやや雲が多くなった空の下、中野島FCのメンバー外の選手やコーチ、家族らがにぎやかに声援を送るなか、試合は始まりました。フロンターレは2分山下が右から抜け出しますがここはGK16番が先に触りシュートにはつながらず。中野島FCと右からキャプテンの21番がスピードにのって突破を図るも塩澤がクリア。4分にはフロンターレが城田のスルーパスを起点に松尾がエリア左へ抜け出しますが、中野島FCの8番がこれにしっかり対応。一進一退の立ち上がりに。
フロンターレは長田がエリア外に出て高井、松長根とボールを回し、チーム全体で押し上げて組み立て。中野島FCは6分にはカウンター、エリア左から12番が仕掛けますがフロンターレの選手が寄せて最後は長田がキャッチ。9分には左からの折り返しに中野島FCの4番がシュートを打つも右へ。
中野島FCの攻勢をしのいだフロンターレは12分には名賀のスルーパスに松尾が抜け出して左サイドの名賀に再びボールを戻すと右へ展開。最後はエリア外右から茅野がミドルシュートを打つも左へ。さらに切り替え速く攻勢に出ると戸田のミドルシュートが枠内へ。これはGK16番がキャッチ。
しかし、最初の1点はフロンターレへ。19分人数をかけてエリア前へ迫っていくと名賀が左からドリブルで仕掛け、折り返したボール、エリア正面で城田が右足を振り抜くとゴールネットが揺れます。1-0。全員でセンターサークルへ駆けて喜びを分かち合うフロンターレの選手たち。
畳み掛けるフロンターレは直後にも右から細かくパスをつなぐと最後は戸田のリターンを受けた茅野がミドルシュートを打つもGK16番がキャッチ。前半は1-0でタイムアップとなります。
後半のフロンターレはメンバーはそのままに、DFは右から山下、高井、松長根、塩澤、ボランチは戸田、茅野、右MF名賀、左MF北村、トップ下に城田、FW松尾。
後ろからつないでいくフロンターレに対して中野島FCは前からプレスをかけていくと3分にはボールを高い位置で奪ったところから8番がエリア前へ迫るも松長根が対応し、シュートにはつなげさせず。フロンターレも名賀と松尾の連係からエリア前へ出ますがGK16番が前へ出てこれに対応。
9分にはフロンターレは城田に代わり24田中陸人がピッチへ。中野島FCがサイドに起点をつくってクロスを上げる場面が続きますが長田らがしっかりクリアし、決定的な場面をつくらせず。
フロンターレは11分にはリスタートから、名賀が右からドリブルで仕掛け、最後は茅野がエリア外左からシュート。枠をとらえますがGK16番も好守を見せて追加点とはなりません。
ここから攻勢に出たフロンターレは山下との連係からエリア外右から名賀がシュートを打つもGK16番がキャッチ。さらに塩澤のクロスを松尾が競り、最後はエリア右、名賀がボールを拾いますが中野島FCの選手が粘り強く寄せてシュートを打つことはできません。
終盤にかけては中野島FCも高い位置でボールをカットしてエリア前へ迫りますが高井がすばやく寄せてボールを奪い、さらにロングスローからエリア内へボールを入れてきますが、これをしっかりフロンターレの選手たちは跳ね返していきます。
試合は1-0でタイムアップ。1-2で準優勝に終わった昨年の決勝にも出場したメンバーたちは、互いに力を尽くした試合を制して見事に等々力陸上競技場で優勝を飾りました。
前半1-0 後半0-0 計1-0
得点:城田優
フロンターレの先発:19長田澪、3松長根悠仁、5高井幸大=cap、7塩澤延有、4戸田将、10城田優、8茅野直希、6北村健、9松尾凛久、18名賀海月、11山下陽生
交代:城田→24田中陸人
(文中敬称略)
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